中国版の変なホテルをアリババがオープン ロボットや最新技術を活用

H.I.Sグループが展開する「変なホテル」は、本日時点で国内16店舗が展開されている。最新のテクノロジーを活用し、効率的にホテル運営を行なうなど、国内における「ホテル」×「テクノロジー」の先駆者的存在として認知されている。

そんな中、中国でもテクノロジーを活用したホテルが新たにオープンした。2018年12月18日、アリババ社の本社所在地の杭州で、「FlyZoo Hotel(菲住布渴)」がオープン。中国語で「菲住布渴」は「非住不可」(「ぜひ住んで体験してください」という意味)と同じ発音。宿泊料金は1399元(約2万2000円)からだという。

変なホテルと同じく、「FlyZoo Hotel」も、人工知能や、IoT技術、ロボットなど最先端テクノロジーが備えられていることで、大きな注目を集めている。それでは、この「FlyZoo Hotel」とはどのようなホテルなのか、紹介していく。


(Photo:Fliggy)

同ホテルではスマホアプリで顔認識を用いて、簡単にチェックインとチェックアウトができる。ホテルには、フロントがなく、スマホアプリを使わない場合は、セルフヘルプマシンからでもチェックイン&アウトが可能だ。

顔認識技術は、チェックイン&アウトだけじゃなく、エレベーターやルームエントリー、ジム、レストランなど様々な場合も使用されている。


Photo:Fliggy

ロボットが宿泊客を部屋まで連れていってくれる。


ルームエントリーも顔パス(Photo:Fliggy)

顔認識でレストランに入ることができ、スマホアプリからオーダーができる。さらに、料理を運んでくれるのは配送ロボットだ。

(Photo:Fliggy)

この配送ロボットは、Alibaba AI Labsが開発した「Space Egg」。Space Eggは、高さが約1メートルで、速度が約2miles/h、レーザーとレーダーでホテル内の自動ナビを実現する。Wi-Fiと繋がり、エレベーターを使って目的階まで移動することもできる。また、顔認識技術でオーダーした客に正確に届けることができる。

部屋の中では、自社開発のAIスピーカー「Tmall Genie」が客のリクエストや問い合わせに対応してくれる。ライトやカーテン、エアコンなどの室内設備もすべてIoT化されており、Tmall Genieに口頭で指示すれば操作できる。必要な物をTmall Genieに依頼すれば、Space Eggが届けてくれるのだ。

「FlyZoo Hotel」を運営している「阿里巴巴未来酒店」CEOの王群は、単調な仕事を代替すること、ホテルのサービス効率の向上を目的に、スマートシステムとサービスロボットを導入したと説明している。消費者にもテクノロジー体験をももたらしたいと述べている。

今後も最新テクノロジーと融合したホテルが、世界各地で増えていくことだろう。

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郭 心宇
郭 心宇

中国出身、1993年生まれの25歳。2018年東京大学プロトタイピング・デザイン研究室から修士課程を終了した。中国・日本のロボットを調査しながら、知識と経験を積むことを目的として、ロボスタでアルバイト中。ロボット以外では、スポーツと旅行も好き。日本全国を回ることが三年以内の目標です。

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