ドコモのAIエージェントでしゃべるロボスタロボを作ってみた!VUIが手軽に開発できるアレイマイク「codama」体験レポート(後編)

ロボットエバンジェリストの西田です。わーわー。
12月21日にユカイ工学から発売された、Raspberry Pi対応のアレイマイク「codama」を入手したので早速体験してみました!


自分だけのVUIが作れる?

前回の記事では、オリジナルのウェイクアップワードを作成して、呼びかけるのに成功しました。今回は、ドコモのAIエージェント基盤に接続して会話してみたいと思います!

前回の記事で作ったやつ! この時点ではスピーカーは無意味でした。


サンプルプログラムを動かそう!

前回同様、codamaのwikiを見ながらすすめていきます。

今回は、これをやってみます!

とりあえず、スピーカーを取り付けます。ラズパイ本体ではなく、codamaの端子にスピーカーを繋ぎます。


机の上にあった、ダンボーのスピーカーを繋げてみました

つづいて、Sebastienライブラリをインストールします。Sebastien(セバスチャン)は、ドコモのAIエージェントAPIで、シナリオによる音声対話を可能にするものです。



小学生にけなされないように、python3を使います

ライブラリのインストールが終わったら、デバイストークンを発行しましょう。



デバイストークンの発行は、コマンドラインから

このとき、接続先のメインエージェントとして、ロボスタトークを指定します。

ロボスタトークを使うことで、簡単にドコモのAIエージェントAPIを使えます

あとは、手順に従ってconfig.jsonを作成すればOKです。

うまくいくと、音声認識した内容などが画面に出ます!

せっかくなので、ロボット風にしてみました。

マイクは首から下げてみました

後ろから見るとこんな感じ

以前紹介した、IoT専用のモバイルバッテリーを搭載しました

やっぱり、見た目がロボットだと可愛いですね! 実際に動作した様子を動画にしたのでご覧ください!

充電が切れたので、別のバッテリーに繋いだロボスタロボを撮影しています

ウェイクワードを言ったあとに、何も反応がないのでちょっと不自然ですね。サンプルを改造して、「なんですか?」とか喋らせると良さそうです。あとは、目を光らせたりしたいなー。

今回は、ロボスタロボを作成しましたが、ロボスタトークの「制御コマンド」を利用することで、ロボットの名前や音声、簡単な会話の内容を変更できます。また、先日追加された新機能を使えば、エキスパートエージェントを自動起動することも可能です。

興味がある方は、ぜひ試してみてくださいね!


こうおもった

めちゃくちゃ簡単にオリジナルのロボット(?)を作ることが出来ました! 記事中にも書きましたが、エキスパートエージェントを使用すれば完全にオリジナルな会話ロボットやスマートスピーカーなど、いろいろなIoT製品が作成できそうです!


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西田 寛輔

とのさまラボ代表。ハイパーメディア・ロボット・クリエイターとして、ロボットアプリの開発を行うほか、自身でもロボットを開発中。ソフトバンクロボティクスが主催する公式アプリコンテストでは2大会連続ファイナリストに選出されるなど、数々の実績を持つ。2016年に、ヒトとロボットの音楽ユニット mirai capsule を結成。ロボスタでは、ロボットエバンジェリスト/スマートスピーカーエバンジェリストとして活動中。

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