お気に入りのスピーカーで音楽ストリーミング再生「Amazon Echo Link Amp」レビュー!「Echo Input」との違いや特徴を解説

お手持ちのスピーカーに、高音質な音楽ストリーミング再生機能とアンプ機能を・・・
日本で「Amazon Echo Link」と「Amazon Echo Link Amp」(アマゾンエコーリンクアンプ)が発売されたことは既報のとおり。ロボスタ編集部ではEcho Link Ampを入手しましたので、製品の解説とレビューをしていきたいと思います。

お気に入りのスピーカーに接続した「Amazon Echo Link Amp」(中央)。2チャンネル×60W(8Ω)、D級デジタルアンプを内蔵


「Echo Input」とどこが違うの?

Echo Linkシリーズは、既に持っているステレオシステムやコンポをAlexa対応にできる機器です。・・というと、先日紹介した「Echo Input」とどこが違うの? ってなりますよね。一番大きな違いは、「Echo Input」は「アレクサ!」で始まるウエイクワードとコマンドを聞き取ってユーザーの問いかけに回答するものの、スピーカーがないので、お気に入りのスピーカーやシステムコンポの入力端子経由で音声や音楽を鳴らすというしくみです。つまり「Echo Input」はマイクを搭載しています。一方のEcho Linkシリーズにはマイクもありません。そのため、他のエコー製品などとセットで使う必要があります。例えば、「Echo Dot」と「Echo Link Amp」のセットで使います。

「Echo Dot」と「Echo Link Amp」をセットで活用する例

この組み合わせはコスパと性能的には結構オススメです。「Echo Dot」はコストが安くて入手しやすいからです。
この組み合わせを例に説明を続けると、「アレクサ、今日の天気は?」「アレクサ、ニュースを読んで」といったようにアレクサとの対話は「Echo Dot」に話しかけて行います。返事も「Echo Dot」から返ってきます。

更に「Echo Dot」に「アレクサ、人気の音楽をかけて」とか「アレクサ、スポティファイでユーミンをかけて」など、指示が音楽再生関連であれば、自動的に「Echo Link Amp」に繋げた重厚感のある(だろう)スピーカーから聴かせてくれる、というわけなんです。


既にEchoデバイスを持っている人にオススメ

なので、どちらかというと、既にAmazon Echoシリーズを持っていて、音楽関連はお気に入りのスピーカーで高音質で聴きたいというユーザーに向いています。Echoシリーズを持っていない、ステレオシステムは持っているという場合は「Echo Input」の方が廉価に実現できます。


音楽再生を高音質で

この機能は、Alexaが割と最近に対応した「グループ」と「メインスピーカー」機能を使って実現しています。「グループ」というのは場所ごとに複数のEchoデバイスなどをグループ化する機能です。例えば、一軒家に住んでいる人は「一階」と「二階」「キッチン」など、エリアごとにグループ分けすることができます。一階のリビングに「Echo Dot」と「Echo Link Amp」を設置しているなら「一階」にそれらのデバイスをグループ化します。

「一階」グループに「Echo Dot」と「Echo Link Amp」を登録

グループ化した複数のEchoデバイスの中で、音楽再生に使いたいと思うデバイスを指定(設定)するのが「メインスピーカー」に指定する機能です。「Echo Link Amp」をメインスピーカーに設定すれば、普段は「Echo Dot」とやりとりしていても、音楽の再生は「Echo Link Amp」で行うことができるのです。

「一階」グループで、音楽再生用のメインスピーカーを「Echo Link Amp」に設定


「Echo Dot」は自分のおそばに

ちょっとした注意点は、「Echo Link Amp」に高性能なスピーカーを接続して音楽を再生している最中、その音量によっては「Echo Dot」の聞き取り能力が著しく低下する点です。通常のEchoシリーズがよく工夫されていると表現するべきだと思いますが、「Echo Dot」自身が音楽再生しているときはユーザーの発話を確認したらすぐに自身の音量を下げて聞き取りを優先する動作をしますが、この組み合わせの場合、どうしても最初のウエイクワードが聞き取りにくくになるようです。対処法は簡単、「Echo Dot」を「Echo Link Amp」のスピーカーから離れた場所に、かつ自分の近くに設置することで、音楽再生中の「Echo Dot」の聞き取りが向上します。


商品構成とセットアップ

「Echo Link Amp」は黒いボックスで届きます。
箱も、中身の製品も重厚感があります。


本体はカタログ数値で約2.3kg、電源も本体に内蔵していてずっしりと重たい。

Echo Link Ampの同梱内容。本体と電源ケーブル、ペラのマニュアルです。本体のサイズは217x242x86mm。

マニュアルには背面各部の名称やスピーカー等の接続についてが中心に書かれています

各端子等の構成内容 ※Amazonの公式ページより

Echo Link Ampのフロントビュー。大きなつまみはボリューム。真っ黒で何の表示もないが、つまみを回すとLEDが光ってかっこいい(音量はアプリや音声でも変更できる)

オーディオ入力は、アナログ(RCA端子L/R×1)、デジタル(同軸RCA端子×1、光[トスリンク]端子×1。オーディオ出力は、アナログ(RCA端子L/R×1、サブウーファー用RCA端子×1)、デジタル(同軸RCA端子×1、光[トスリンク]端子×1)と、光入出力にも対応している。ヘッドホン出力は、TPA6120A2高音質ステレオヘッドホンアンプ 、3.5 mm出力ジャック。イーサネットとしてRJ45コネクタジャック×1。Wi-Fiにももちろん対応しているので、無線LANで接続できる

スピーカーを接続しているところ

スピーカーとの接続が完了して電源を入れたら、専用アプリ「Alexa」でセットアップを行います。「デバイスの追加」から「Echo Link Amp」を選択して、前述したグループとメインスピーカーの設定を行います。



所感

「Echo Link Amp」の音質についてはスピーカーに依存する部分が大きいので、この記事ではあえて言及しませんが、サイズの大きな高出力のスピーカーで音楽を楽しみたい人にオススメの製品です。ちなみに、グループとメインスピーカーの機能は「Echo Link Amp」以外でも使用できるので、例えば、音楽再生専用にAmazon Echo Plusをメインスピーカーに設定することもできます。そのため、通常使用するのが画面付きの「Echo Spot」で、音楽再生は音質の良いAmazon Echo Plusにするなどもオススメです。たくさんラインアップが増え続けているAmazon Echoシリーズ。生活と用途にピッタリの組み合わせで使いたいですね。

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神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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