ユカイ工学は、2020年1月7日〜10日まで米国ラスベガスで開催される「CES2020」に出展し、しっぽがついたクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」の新しい仲間で、小型の「Petit Qoobo(プチ・クーボ)」を初公開することを発表した。
パーソナライズ機能が進化したコミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコエモ)」や「ユカイな生きものロボットキット」なども展示される。
音や声にしっぽが反応 小動物ぽさをより感じられるような機能も
プチ・クーボは、Qooboのひと回り小さいサイズのしっぽロボット。ただ小さいだけでなく改良された点にも注目だ。
ひとつは周囲の音や声に反応して尻尾を振るようになったこと。既存のQooboは撫でると尻尾が反応していたが、プチ・クーボはそれに加えて話しかけることでも反応してくれて、驚いたりするらしい。更には、振動アクチュエータを追加し、寝ているときにはかすかに寝息を感じられる等のセンシング表現も加えられたという。どこか幼くて元気な小動物感のあるロボットへと更に進化したようだ(早く見てみたい)。
プチ・クーボは子供なだけあって、せわしなく尻尾を動かしたりするかもしれない(わくわく)。親子で家族に迎えるのもいいかもしれない。
・外に連れ出せる小さなサイズ
・音や声にしっぽが反応
・呼吸感を感じる振動
いつでもどこでも一緒にいたい
プチ・クーボは、Qooboユーザーの「ちっちゃいQooboがいたら、いつでもどこでも一緒にいたい」という声をきっかけに、「連れて歩きやすいサイズ感」を目指して開発をスタート。サイズ以外に着目したのは、膝にペットが乗っているときに肌を通して感じる、なんとも言えない幸せ感。そのとき肌が感じる根本的な触覚は、「ペットの心拍や呼吸に伴い体内の気流が生み出す振動なのではないか」という仮説をもとに試行錯誤し、振動アクチュエータによる呼吸・心拍の表現を搭載した。
この呼吸感はQooboの発案当初からアイデアとしてあったものだ。しかし、動物でいう呼吸時における肺の膨張収縮による表現では、本体構造が複雑になってしまうということで一度は棄却された。このテーマに「Petit Qoobo」では改めて取り組んだ。
「Petit Qoobo」は2020年11月の発売を目指し、開発中。近日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて「Petit Qoobo」のクラウドファンディングが行われる。最新情報はWEBサイトや公式サイトのメールマガジンにて、随時公開されていく。
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Qoobo公式サイト