ユカイ工学「ユカイな生きものロボットキット」を無線で操作できる「ココロキット」を発売 マクニカが技術協力
ユカイ工学は「ユカイな生きものロボットキット」を無線で操作できる「ココロキット」を3月1日(日)に発売する。それに合わせて、ロボット制御用の専用プログラミング環境を3月1日に提供開始(無料)することを発表した。楽しみながら気軽に「学び」にチャレンジできるプロダクトやプログラミング環境を提案する、ユカイ工学のエデュケーションシリーズ「kurikit(クリキット)」としてスタート。STEAM教育の教材としても活用できる。
ココロキットの価格は3,600円(税抜)。「ユカイな生きものロボットキット」とのセット商品の価格は6,000円(税抜)。「ココロキット」は株式会社マクニカの技術協力により製品化。ユカイ工学は今後も教育・ロボットの分野においてマクニカとコラボレーションしていく。
「ユカイな生きものロボットキット」を無線で操縦できるモジュール
「ココロキット」は、小学生からロボット作りができる「ユカイな生きものロボットキット」を、Bluetoothを用いて無線で操縦することができるモジュール。自分で作ったロボットをScratchやJavaScriptで記述した自分のプログラムで動かすことができ、楽しくプログラミングを学べる。
・無線で動く
・PCやタブレットなどツールを問わずプログラミングができる
・PCやタブレットのカメラやマイクと連動(モノの動きや音に反応)
・画像を認識して連動(モノの違いを区別できる)
プログラミング環境はWebブラウザ上で動作するため、専用アプリが不要。プログラミング言語は、日常会話感覚で使用できる「Scratch」をベースとするビジュアルプログラミングと、様々な応用ができる「JavaScript」をベースとしたテキストプログラミングに対応。「ココロキット」とはBluetoothで無線通信できるため、PCだけでなくタブレット端末やスマートフォンでもプログラミング学習が可能だ。
Scratchは画面上でブロックをつなげてプログラミングできるのが特徴。「もし~とき」「~する」などの日常会話の感覚でプログラミングを始めることができるので、プログラミング初心者や小学生でも遊びながら学ぶことができる。また、他の開発者が作った拡張機能を組み合わせて、世の中の技術を体験することが可能。
さらに提供されるScratchはユカイ工学が独自にカスタマイズし、ロボット制御用の機能を追加している。拡張機能を組み合わせることで、特定の人やモノを認識して動き、例えばリンゴが好きなロボットなどを作ることができる。
・自分で作ったプログラムで、「ユカイな生きものロボットキット」を動かせるようになる
・Scratchを使う事で「もし~なら」「~する」など日常会話の感覚でプログラミングができる
・拡張機能を組み合わせることで、特定の人やモノを認識して動き、例えばリンゴが好きなロボットなどを作ることができる
ユカイ工学のエデュケーションシリーズ:「kurikit(クリキット)」
ユカイ工学のエデュケーション事業は、初めてのロボット制作やプログラミングの技術学習を目指す全ての人に向け、楽しみながら気軽に「学び」にチャレンジできる体験を提案している。「kurikit(クリキット)」はユカイ工学が発売・提案するエデュケーションにまつわるプロダクトやプログラミング環境を総称するシリーズ名。
同社は、2020年に全国本大会が初開催される「小学生ロボコン」(NHKエンタープライズ主催)の予選会に向けて開発した「ユカイな生きものロボットキット」(2019年10月発売)や、全国本大会で活用される専用制御基板の製作など、ロボット開発の技術面から、ワークショップを含めたティーチングまで「小学生ロボコン」に全面協力している。
3月1日に開催が予定されていた全国本大会の「小学生ロボコン」は新型コロナウィルスの感染拡大を受け、延期となった。今後の予定や詳細は、小学生ロボコンの公式サイトで確認できる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。