スマートロボティクス「テレワークロボット」が「docomo 5G DX AWARDS 2020」で準優秀賞 運搬や会話ができる遠隔操作ロボット

株式会社スマートロボティクスは同社が開発する「テレワークロボット」が9月15日に開催された「docomo 5G DX AWARDS 2020」の準優秀賞を受賞したことを発表した。


アワード授賞式、株式会社NTTドコモ法人ビジネス戦略部長 本 昌子氏と株式会社スマートロボティクス 取締役CTO 服部秀男氏


テレワークロボットについて

「テレワークロボット」は遠隔操作で運搬や会話を可能にするロボット。可搬重量60kg、牽引重量150kgの運搬能力をもち、人の代わりに物をを運ぶことが可能。操作者はロボットに設置されたカメラを見ながら操作し、タブレットを通して会話をすることもできる。


特長
初期設定が不要だから、すぐに動かすことができる。
同施設の離れた場所や別施設(自宅)から遠隔操作が可能。
ロボットに設置されているタブレットを通して、会話できる。
台車に荷物を載せて運ぶことができる。
コンパクトサイズなので、狭い場所でも使用可能。
コントローラーからの遠隔操作がとても簡単。
PCキーボードからも操作可能。

【動画オフィスで稼働する「テレワークロボット」】



利用用途にあわせてカスタマイズ開発

「テレワークロボット」をベースに自律走行(ライントレースやSLAMなど)、荷台やアームの設置など、利用用途にあわせてカスタマイズ開発が可能。



「テレワークロボット」の台車部分をベースとしてカスタマイズ展開した「殺菌ロボット」はパナソニック製の殺菌灯10本を搭載。2020年7月には神奈川県協力のもと、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設で実証実験を実施している。


新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて

【「殺菌ロボット」神奈川県での実証実験の様子】

同社は現在、「テレワークロボット」を工場や建設現場で導入準備を進めている他、「殺菌ロボット」を医療機関へ導入する準備や大手鉄道会社での現地稼働テストなどを進めている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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