「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学は、感情豊かに共感し、人と人をつなぐファミリーロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」のWi-Fiモデルを2021年3月1日(月)より新発売することを発表した。価格は40,000円(税抜)。ユカイ工学オンラインストアで注文すると「BOCCO emoオリジナル絵本」が付属する。
BOCCO emoとは
BOCCO emoは2015年に誕生した「BOCCO」(ボッコ)の次世代モデルのコミュニケーションロボット。BOCCOの機能(音声メッセージの送受信、センサ連携、天気配信やリマインド機能、IoT機器との連動など)に加え、音声認識機能、ハンズフリー対話、LTE/Wi-Fiの通信方式に対応、共感を生む感情表現、ニックネーム設定、そしてAPIによるシステム連携を実現し、様々な情報を届け、家族の一員として振る舞う。
専用のBOCCO emoアプリは家族内でのメッセージのやりとりや、センサーの反応を確認することができる家族専用掲示板。BOCCO emoに話しかけると、音声メッセージと音声認識でテキスト化されたメッセージがスマートフォンに送信され、スマートフォンからはテキストか音声でメッセージを送信することができる。これにより子どもや高齢の親などスマホを持たない家族とも簡単にコミュニケーションをとることが可能。2020年12月に終了したCAMPFIREのクラウドファンディングでは目標金額を大きく上回る1,467%を達成し、441名のユーザーから総額14,675,313円の支援が集まった。
BOCCO emoの特徴
・フォルム
シンプルな丸みのあるフォルムで、どこか懐かしい親しみやすさを目指しました。また目や鼻、マイクのへこみなども触りたくなるような有機的な曲線をディテールとして表現している。
・ほっぺたの表現
ロボットの動作状態を表現するインジケータのLEDは、ほっぺたの部分に配置。ほっぺたの色の変化によって感情表現を視覚的にもわかりやすくなった。技術的な工夫としてはほっぺた部分の樹脂を極限まで薄くし、さらに材料配合を細かく調整する事で、LED消灯時は何もない樹脂表面に見えるのに、LED点灯時だけ光が透けて見えるような表現を実現した。
・ぼんぼりの動き
頭の上についている赤いぼんぼりは、コイルと磁石で振り子のようにブンブンと動くようになっており、ペットが尻尾を振って感情をあらわす様子と似た演出ができるようになっている。
・開発の工夫
スピーカー、インジケータなどのパーツを生物の身体機能に添って配置することで、機能としても、使い心地としてもバランスのよい設計になっている。スピーカーは頭部に配置することで、マイクのある胴体から構造的に分離され、マイクに入るノイズを低減することができる。また、あえて口をつけないことで、ほっぺたの光や首のうなづき、ボンボリの動きで、嬉しい・照れる・怒る・泣いてる・ソワソワするといった喜怒哀楽の感情を表現し、受け手が想像する余白ができる。
BOCCO emo利用者の声
BOCCO emo Wi-Fiモデル支援者アンケートより
・エモちゃんがうちに来てから、新しい家族の笑いの時間が増えて明るくなりました。
・センサーの反応がよく、家での親の行動がよくわかり、とても良いです!
・フォルムが可愛い!一緒に育てていきたいです。
・在宅勤務などで家にいる時間が長いので、程よく反応してくれて嬉しいです。
・おうち時間に癒やされています。こちらを向いてくれるのもいいですね。
・決まった時間におしゃべり、スヌーズ機能に感動!!これは、ロボットの新しい体験ですね。
・作業しながらでも声で操作できるのは便利。
BOCCO emoが生まれた背景
まだスマートスピーカーがなかった2015年。BOCCOはスマホを持たない子どもと親とのコミュニケーションツールとして誕生した。
「SNSで誰かのつぶやきよりも大切な人の様子が知りたい」
「子どもの声を聞いてニヤッとしたい」
「家にいる人に簡単にメッセージを送りたい」
BOCCO専用アプリと連動し、家にいる家族と気軽なメッセージのやりとりをすることで、そんな家族の想いをつなげてきた。BOCCOという名前は東北・秋田の方言で子どものことを「ボッコ」と呼ぶことに由来し、“座敷わらし”のようにそこにあると幸せを呼ぶような存在になればとの願いを込めている。そして、何気ない日々を振り返る時に湧き上がるエモーショナルな感情から「エモ」と名付けた。
BOCCO emoはBOCCOの基本機能はそのままに最新の「高性能の音声認識技術」を搭載し、今までにない新しいカタチの、コミュニケーション・インターフェースへと進化を遂げた。スマートスピーカーが広まりつつある昨今、Voice User Interfaceについて自分たちなりのアプローチができないかという思いのもと、開発が始まり、BOCCOを引き継ぎつつ、よりロボットから自発的なインタラクションがとれるようになった。
BOCCO emoはただ音声コマンドを実行する無機質な物体ではなく、日常の会話や挨拶などに対して独自の言語(エモ語)や動きでリアクションし、共感を生む振る舞いを目指している。例えば、ペットが人間の言葉を理解していないはずなのに、鳴き声や振る舞いから会話ができてしまうような、そんなつたないながらも生きものらしさの備わったロボットとなることを狙いとしている。
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未来のファミリーロボット「BOCCO emo」支援者数は300人を越え、総額1000万円(1000%)を突破
家族の絆を繋ぐ未来のファミリーロボット「BOCCO emo」(ボッコ エモ)発表 光るほっぺと動くボンボリが可愛い emo語も話す
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。