愛知県が「AICHI ROBOT TRANSFORMATION」(あいちロボットショーケース)の募集を開始 ロボットベンダーに実証実験の機会を提供

愛知県が2019年度から2年間にわたり取り組んでいる「あいちロボットショーケース」。今年は「AICHI ROBOT TRANSFORMATION」(ARX)と改名して参加募集がはじまった。
「ロボットベンダー」と、実証実験の場を提供する「施設」からの応募を、2021年7月5日(月)~8月27日(金)まで受け付ける(第1期募集)。

with/afterコロナの「新しい生活様式」により高まっている「サービスロボットへの期待」を一過性のものとせず、生活の様々なシーンでロボットとの協働により社会を変革(トランスフォーメーション)させるべく、「AICHI ROBOT TRANSFORMATION」として、様々な施設でのロボット活用の好事例をものづくり王国・愛知から発信する。

前回の「あいちロボットショーケース」の様子、大名古屋ビルヂング (関連記事「自律移動/清掃/消毒/配膳/警備/遠隔案内など14種類のロボットが集結!「あいちロボットショーケース」レポート(1)」)

前回の「あいちロボットショーケース」の様子、大名古屋ビルヂング

2021年度は、スポーツ施設やオフィス、空港等で、ロボットの導入に知見のある専門家の監修により公開の実証実験を行う。 ロボットの機能や効果を広く社会に発信し、ロボットの導入を目指すユーザー施設とのマッチング機会の創出に取り組む。


「ロボットベンダー」と「施設」を募集

募集するのは「ロボットベンダー」と、実証実験の場を提供する「施設」。
ロボットベンダーは実用化されている、または実用化に近いサービスロボットを開発・提供している企業で、清掃・消毒/案内/警備/運搬/介助/アバター/宅配/モビリティなど、15機(種)のロボット等が予定されている。

「施設」は文化・スポーツ施設/農業/医療/介護/宿泊/商業施設など。また、「Japan Robot Week in Aichi」(2021年9月9日~12日)関連イベントと、「RoboCup Asia-Pacific 2021 あいち」(2021年11月25日~28日)のARX出展ブースで展示したり実証実験を行うことも想定されている。


既に予定されている実証実験の会場は、大名古屋ビルヂング(商業施設)、藤田医科大学病院、豊田スタジアム、中部国際空港(セントレア)、Toma ROSSO TOGO FARM(農場)。


■ ABOUT AICHI ROBOT TRANSFORMATION

詳細や募集要項は下記のホームページから閲覧できる。
https://aichirx.jp/

ABOUT THE AUTHOR / 

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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