NVIDIA「GTC 2022」3月21日から開催!ジェンスン フアン氏の基調講演、900以上のセッションを予定

NVIDIAは3月21日から24日まで、GTC 2022 カンファレンスをバーチャルで開催することを発表した。

基調講演ではNVIDIAの創業者/CEOであるジェンスン フアン(Jensen Huang)氏が多数のニュースを発表する。基調講演は日本時間3月23日(水)午前0時からライブ配信され、その後オンデマンドでも視聴できる。基調講演の視聴に登録は不要。また、AI、ハイパフォーマンスコンピューティング、グラフィックスの分野での世界トップレベルの研究者および業界のリーダーを含む1,400人の講演者が900以上のセッションをおこなう予定。GTC 2022 カンファレンスの参加登録は無料


トップテクノロジストらが講演

今回のGTCでは、アクセラレーテッドコンピューティング、ディープラーニング、データサイエンス、デジタルツイン、ネットワーキング、量子コンピューティング、そしてデータセンター、クラウド、エッジにおけるコンピューティングに焦点が当てられる。AIがどのように気候科学を視覚化し、発展させることができるかについて、20以上の専門的なセッションが予定されている。


GTCでは、以下のような著名な講演者たちが多数登壇予定。

●アンドリューン(Andrew Ng)氏
DeepLearning.AI 創設者、Landing AI 創設者/CEO

●ビョルン スティーブンス(Bjorn Stevens)博士
マックスプランク気象研究所(TheAtmosphere in the Earth System 部門長兼マネージングディレクター)

●チェルシー フィン(Chelsea Finn)博士
スタンフォード大学(コンピュータサイエンス学科助教授)

●ハオ ヤン(Hao Yang)氏
VISA(AI リサーチ担当バイスプレジデント)

●ジャック ジン(Jack Jin)氏
Zoom(リード機械学習インフラエンジニア)

●ジョー ウクゾグル(Joe Ucuzoglu)氏
Deloitte U.S.(CEO)

●リディア フォンセカ(Lidia Fonseca)氏
Pfizer(チーフ デジタル&テクノロジー オフィサー)

●マグナス エストベルク(Magnus Östberg)氏
Mercedes-Benz AG(チーフ ソフトウェア オフィサー)

●マーク プティ(Marc Petit)氏
Epic Games(アンリアルエンジン担当ジェネラルマネージャー)

●マーカス グロス(Markus Gross)氏
Walt Disney Studios(リサーチ部門バイスプレジデント)

●マイケル ルシノビッチ(Michael Russinovich)氏
Microsoft Azure(CTO 兼テクニカルフェロー)

●ナタリア タタルチュク(Natalya Tatarchuk)氏
Unity(グローバル グラフィックス ディレクター)

●ピーター ストーン(Peter Stone)氏
Sony AI(エグゼクティブディレクター)、テキサス大学オースティン校(コンピュータサイエンス学科教授)

●シュテファン ジックリンガー(Stefan Sicklinger)博士
CARIAD/VW(BigLoop and Advanced Systems 部門責任者)

●ユ リウ(Yu Liu)氏
Meta(AI担当ディレクター)

●ゾーイ ロフグレン(Zoe Lofgren)氏
米国下院議員

その他、Amazon、Autodesk、Barclays、Bloomberg、Cisco、Cornell University、DeepMind、Dell Technologies、Ericsson、Flipkart、Google Brain、Lockheed Martin、NASA、NFL、Snap、VMware、アメリカ空軍が参加予定となっている。


様々な人に学びと成長の機会を提供

GTCではあらゆるキャリアステージの参加者に学びや成長の機会を与え、その多くが無料で提供している。このイベントはあらゆるレベルとバックグラウンドを対象とした3月21日(月)の Learning Dayから始まり、その後も複数のタイムゾーンで日本語を含む4つの言語によるセッションが開催される。GPUコンピューティングに関するセッションからAIワークショップまで、学生、開発者、プロフェッショナルのための幅広い領域での学びやトレーニングの機会が用意され、各分野におけるNVIDIAの専門家がNVIDIA Deep Learning Institute (DLI)やNVIDIA Academyなどを含む技術講演を行う。


学生向け入門コース

学生やこれからキャリア形成をする人は、ディープラーニングやロボティクスの入門コースに参加することができる。また、「The Right Formula for AI Success: Insights from AI High Performer(AIを成功に導く正しい方程式―AIハイパフォーマーによる洞察)」、「Deep Learning Demystified(ディープラーニングの謎を解き明かす)」などのセッションや、Women in AI & Roboticsの代表を務めるシーラ ベラダインジャッド(Sheila Beladinejad)氏と、Aware.aiの創設者であるデイビッド アジョク(David Ajoku)氏による「5Steps for Starting a Career in AI(AI業界でキャリアをスタートさせるための5つのステップ)」のパネルにも参加可能。


経験豊富な開発者向けDLIコース

経験豊富な開発者は20の無料の短時間のセッションや、17の終日行われるワークショップをはじめとするさまざまなDLIコースに登録でき、AIについての理解をより深め、専門分野の能力を示すDLI証明書を取得することができる。2月21日から3月末までの間、NVIDIAの開発者プログラムに新規登録すると、追加で補完的なGTC DLIコースへのアクセスが可能。


ITプロフェッショナル向け「NVIDIA Academy」

ITプロフェッショナル向けに開発されたNVIDIA Academyでは、データセンター、InfiniBand、IT インフラ、ネットワークに関する認定トレーニングプログラムを開催する。このプログラムでは講師によるトレーニングセッションのあとに、自分のペースで進めるコースワークと、監督付きの認定テストが実施される。すべてのワークショップやセッションはトレーニングを受けDLI認定を取得したNVIDIAの講師、またはパートナーの講師と該当分野の専門家である協力者が担当する。


新興市場向けのセッション

すべての開発者コミュニティや新興市場がAIにアクセスできるようにするというNVIDIAのコミットメントの一環として、新興経済圏の開発者やスタートアップがどのようにAIやデータサイエンスを構築し、スケーリングしているかを紹介する数多くのセッションが用意されている。新興市場向けのセッションには「Look to Africa to Advance Artificial Intelligence (AIの進化を望むなら、アフリカに目を向けよ)」や 「Democratizing AI in Emerging Markets Through the United AI Alliance(国際AI連合を通じた新興市場のAI民主化)」などがある。また、NVIDIAはコミュニティ カレッジから歴史的に黒人の多い大学まで、マイノリティを受け入れている教育機関に対してDLIコースの無料クレジットを提供している。


NVIDIA Inceptionが一連のセッションを実施

NVIDIA Inceptionは9,000社以上の最先端のスタートアップ企業をメンバーとして抱え、支援するグローバルなプログラムであり、スタートアップのビジネス構築や成長、業界知識を深めることを目的とした一連のセッションを開催する。これにはOmniverseや量子コンピューティングなどをテーマとし、ベンチャーキャピタル(VC)にフォーカスしたセッションのほか、AI、自律動作システム、気候科学、サイバーセキュリティ、ヘルスケア、デジタルツインなどをテーマに、NVIDIAや世界各国のスタートアップが参加するセッションも含まれる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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