アドベンチャーワールドが分身ロボット「OriHimeガイド」の本格導入を発表 障がいや難病などの外出困難者に働く機会を提供

株式会社オリィ研究所とアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は2022年3月1日(火)よりオリィ研究所が製造・開発する分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)をパーク内レストランJambo(ジャンボ)に本格導入することを発表した。
「OriHime」は障がいや難病、育児や介護などで外出ができない人達が自宅などから分身ロボットを通じて、案内や会話、情報提供できる。これらの人たちにも広く働く機会を提供し、新たな形の社会参加を可能にすることにより、誰も取り残さない明るい豊かな社会の実現を目指していく考え。


OriHime導入の経緯

オリィ研究所は2018年より「分身ロボットカフェ」を開催し、「OriHime」を使った接客業などへの就業を可能にしてきた。2020年からは育児介護、難病や障がいなど様々な理由で外出困難となっている人が一歩を踏み出し、企業や自治体とともに新しい働き方を開拓するプロジェクト「AVATAR GUILD」(アバターギルド)を開始し、多くの外出困難者が自分らしく社会参加できる社会を目指している。

アドベンチャーワールドは障がいのある子どもとその家族を動物園・水族館に招待する国際的なプログラム「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を2017年より3年連続で開催し、2021年の開催時にオリィ研究所と共同で「OriHime」を使った接客サービスをレストラン「Jambo」で実施した。

今回、だれもが自分らしく生きていける社会を目指すという両者の想いが⼀致し、「OriHime」の本格導入に至った。オリィ研究所とアドベンチャーワールドは障がいや病気など様々な理由で外出が困難な人が「OriHime」を活用して、パーク内を楽しむツアーなど新たなプロジェクトを協力して進め、自分らしく社会参加し、全ての人が共に助け合って生きていける社会を実現を目指していく。




「OriHime」について

子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」。存在感を伝えることができる「OriHime」を活用することにより、遠隔でもその場に一緒にいるような接客を行うことができ、ゲストと一体感のあるコミュニケーションを実現する。




アドベンチャーワールドについて

温暖な紀伊半島の和歌山県白浜町にある陸、海、空の140種1,400頭の動物が暮らす「ここにスマイル未来創造パーク」をテーマに掲げたテーマパーク。人間(ひと)、動物、自然を通して、パークを訪れる一人ひとりが前向きになるきっかけを創り、人生の未来へプラスの影響をもたらす存在でありたいと考えている。そして、笑顔あふれる明るい豊かな社会の実現に寄与し、いつまでも必要とされるパークを目指している。また、ジャイアントパンダをはじめ、希少動物の繁殖に成功し、保護研究活動に努めている。2020年11月22日、ジャイアントパンダの赤ちゃん「楓浜」(ふうひん)が生まれた。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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