ヤンマー「大玉トマト収穫ロボット」の試作機を出展 独自開発の吸着切断ハンドで収穫を実現「2022国際ロボット展」

ヤンマーホールディングス株式会社は2022年3月9日(水)から東京ビッグサイトで開催される「2022国際ロボット展」において、「ヤンマー大玉トマト収穫ロボット」試作機を出展することを発表した。


「ヤンマー大玉トマト収穫ロボット」について

「ヤンマー大玉トマト収穫ロボット」は個体ごとに形状が異なり、扱いの難しい大玉トマトの収穫にAI(深層学習)を取り入れ、自動化する日本初の大玉トマト収穫ロボット(2022年2月末現在、大玉トマト収穫において、同社調べ)。


球体を把持する従来の吸盤では難しかった凹凸のある大玉トマトの吸着は、同社が新たに独自開発した吸着切断ハンド「Trun-cone pad」(トランコーンパッド)により実現。パッドに吸着したトマトの付け根「果梗」(かこう)にハサミを差し込み、根元から切断して収穫する。

独自開発の吸着切断ハンド

認識カメラによる形状解析(吸着切断ハンドで収穫するため、吸着できる位置を画像認識技術で特定し、AIにより認識した果実の姿勢(付け根の向き)から切断位置を推定する)


NEDOブースに出展

「2022国際ロボット展」は「ロボットがつなぐ人に優しい社会」をテーマに、国内外における産業用・サービス用ロボットおよび関連機器を一堂に集めて展示する世界最大級のロボット・トレードショー。ヤンマーホールディングスはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)ブースに出展し、現在NEDO助成事業で開発中の「ヤンマー大玉トマト収穫ロボット」の試作機を展示する(出展場所:E7-41、NEDOブース内)。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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