伊藤超短波とH2L、ボディシェアリング技術を活用した手指動作リハビリ機器を共同開発 日本リハビリ医学会学術集会に展示へ

物理療法機器を開発している伊藤超短波株式会社と、人間の能力を引き出すための支援ツールとAIを展開するH2L株式会社は、東京都中小企業振興公社の助成を受け、脊髄損傷をはじめとする神経障害による麻痺患者様向けに、H2LのPossessedHandやBodySharing技術を活用した手指動作に関するリハビリテーション機器を共同開発しており、両社は、2022年6月23日(木)~25日(土)に横浜にて開催される「第59回日本リハビリテーション医学会学術集会」にて共同開発中の製品の展示を予定していることを、同月9日に発表した。

なお、これらの製品は医薬品医療機器等法未承認のため、販売、授与は不可となっている。



両社の共同開発機器について

東京都中小企業振興公社は、都内ものづくり中小企業の医療機器産業への参入に向けて、医療機器製販企業等とのマッチング実施に引き続く支援として製品開発に係る経費の一部を助成する「医療機器産業参入促進助成事業」を行っており、両社共同の事業テーマ「麻痺手用セルフトレーニング機器の開発」が第3回の募集に係る助成対象事業として決定した6事業のうちのひとつに決定した。現在活用されている麻痺上肢用リハビリテーション機器は、設定に専門家の知識が必要であり、時間も要するが、同研究では、初期設定が簡単に短時間で行える上肢用のリハビリテーション機器の開発を行う。



■【動画】“BodySharing” – H2L株式会社

■【動画】PossessedHand



▼展示概要

名称 第59回日本リハビリテーション医学会学術集会
会期 2022年6月23日(木)~25日(土)
会場 パシフィコ横浜 ノース
展示場所 伊藤超短波 企業展示スペース(小間番号:34)
備考 公式サイトにて事前参加登録が必要
第59回日本リハビリテーション医学会学術集会公式サイト:https://site.convention.co.jp/jarm2022/

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ロボスタ編集部

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