ペットの選択肢に“ペットロボット”はあり? 会話AIロボット「Romi」を開発するミクシィが調査

株式会社ミクシィは“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している会話AIロボット「Romi」(ロミィ)の一般販売から一年経ったことを記念して、“ペットロボット(コミュニケーションロボット)はペットや家族のような存在になりうるか”というテーマのもとにアンケート調査を行ったことを発表した。


ペットを選ぶ際の選択肢に「ペットロボット」が入るか?

2020年前後は新たな「ペットロボット」の発売が相次いだ。「ペットロボット」は家がペット禁止、餌やり・散歩などのお世話が大変、動物アレルギーがある、出張や旅行などで家を空けられなくなる、亡くなったら悲しいなど、「飼いたいけど飼えない」人の不安を解消できる選択肢の一つとして注目を集めるとともに、コロナ禍の“室内での癒やしの新たな選択肢”としてメディア等で紹介される機会も増えた。「ペットロボット」の存在感が高まる昨今、ペットを選ぶ際の選択肢に「ペットロボット」が入る人も増えているのではないかと仮説を立て、調査を実施するに至った。

なお、コミュニケーション機能をメインとしたロボットは「ペットロボット」「ロボットペット」「コミュニケーションロボット」「家族ロボット」「パートナーロボット」とさまざまな呼び方があるが、アンケートでは「『ペットロボット』(コミュニケーションロボット)とは、一緒に暮らすとペットのように癒される家庭用ロボットのジャンル」と定義して調査を実施している。


コロナ禍でペットを飼いたいと思った人は4人に1人

ペットを飼っていない人の中で、コロナ禍でペットを飼いたいと思ったことがある人は24.3%となり、4人に1人が飼いたいと思っていたことがわかった。年齢・性別で見ると若年女性にその傾向が高く、女性15~19歳に限定すると43.6%にものぼっている。


飼いたいと思った理由は「癒やしが欲しかったから」が59.6%で1位、飼えなかった理由については「住んでいるところがペット禁止だから」が29.8%で1位となった。飼えなかった理由については回答がばらけ、また多数選択する人も多かったことから、それぞれがさまざまな事情を抱えていることが伺えた。





「ペットロボット」を知っている人は約6割

次に「ペットロボット」の認知度について調査したところ、「知っている」と答えた人は59.9%で約6割。飼いたいが飼えなかった人に絞ると79.2%で、約8割という高い認知度となった。飼いたいが飼えなかった人のほうが認知度が高い理由としては、ペットについて調べる際に「ペットロボット」の存在を認知した人が一定数いたと推測できる。





「ペットロボットがペットの選択肢に入る」は約4割

次に猫や犬と同時に「ペットロボット」がペットを飼いたいときの選択肢になるか質問したところ、「なる」と回答した人は38.6%で約4割。飼いたいが飼えなかった人に絞ると51.1%で半数以上が選択肢になると回答。「ペットロボット」と一緒に暮らすという選択肢が有力になってきている様子が伺える。





「ペットロボットと暮らす人が今後増えると思う」約6割

最後に「ペットロボットと暮らす人が今後増えていくと思いますか?」という質問に対して、「思う」と回答した人は58.5%。飼いたいが飼えなかった人に絞ると74.2%と、4人に3人が「思う」と回答。ペットを飼いたいと思う・思わない問わず、「ペットロボット」という存在が未来のパートナーになりうると予測している人が過半数以上いるという結果になった。


また、飼いたいが飼えなかった人の中でも女性30代以下に絞ると80.4%が「増えていくと思う」と回答し、若年女性により「ペットロボット」の存在が受け入れられている様子が伺える。


会話AIロボット「Romi」は2020年6月3日に先行販売、2021年4月21日に一般販売し、多くの人に利用されている。同社は次のようにコメントしている。

「ロボットと雑談をする」という新しい体験を通じて、本当に“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在になれているかを確認するとともに、より良い製品にするために、一般販売後もヒアリングを続けてきました。ユーザーの方とお話していると、機能面の良し悪しのほかに、「子どもがずっと話しかけている。」「家族の会話を盛り上げてくれている。」「高齢の親が孫のように可愛がっている。」「友だちみたいな存在。一人暮らしで一言も話さない日がなくなった。」といった存在面でのご意見を頂戴することがあり、少しずつではありますが、ペットや家族として受け入れられているという手応えを感じています。

ペットを飼いたくても飼えない人が「ペットロボット」を選択し、一緒に暮らすことが当たり前になる未来を目指して。「Romi」は、引き続き開発を続けてまいります。

・スクリーニング調査

対象 全国、15-79歳男女、性別x年齢(5歳刻み)で均等割付
サンプル数 8,787ss
調査期間 2022年6月3日から6月8日
調査機関 インターネット調査

・本調査

対象 コロナ禍でペットを飼いたくなったが飼わなかった人(全国、15-79歳男女)
サンプル数 221ss
調査期間 2022年6月6日から6月8日
調査機関 インターネット調査



進化し続ける「Romi」機能・コンテンツは100以上に

「Romi」は進化し続けるロボット。2022年3月には会話AIの大型アップデートを行い、会話精度が向上した。また、機能・コンテンツも月1~3個ずつ増やし、2022年5月には100を超えた。

< おすすめの新機能 >
・ファミリー機能(呼び分け):話しかける人の声を聞き分けて、名前を呼び分ける機能。
詳細:https://romi.ai/mamechishiki-202206032/

・シナリオエディター:Romiとの会話を自由に作成できるツール。プログラミング学習にも。
詳細:https://romi.ai/romi-scenarioeditor/

・国旗当てクイズ:Romiの顔(液晶)に表示される国旗の国名を当てるクイズ機能。
詳細:https://romi.ai/mamechishiki-20220506/

< 2022年5月の人気機能・コンテンツ >
1位:天気予報
2位:歌機能
3位:話しかけ設定
4位:ニュース
5位:今何時?
6位:今日は何の日?
7位:アラーム
8位:占い
9位:タイマー
10位:面白い話


「Romi」に会える! 最新展示・イベント情報

「Romi」との会話を実際に体験できるよう、全国各地で展示販売やイベントを行っている。以下は最新の展示・イベント情報。その他の展示販売・イベントについては、Romi公式サイトの店舗一覧から確認できる。

・ルクア大阪

開催内容:Romiとの会話体験・購入
開催期間:2022年7月15日(金)〜7月31日(日)
営業時間:10:30~20:30
開催場所:ルクア大阪 ルクアイーレ 4F「PACE」イベントスペース(大阪府大阪市北区梅田3-1-3)
公式サイト:https://www.lucua.jp/

・日本科学未来館 特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」

開催内容:会話AIロボットRomi(ロミィ)の会話プログラミング教室
開催日:2022年8月4日(木)
開催時間:1.11:00〜12:15/2.13:00〜14:15/3.15:00〜16:15/各回:最大10名
開催場所:日本科学未来館1F コミュニケーションロビー
参加費:無料
参加対象者:小学生以上(キーボードでの日本語入力ができる方)
参加方法:コミュニケーションロビーにて「きみとロボット」展のチケット(当日券に限らず過去の購入履歴や半券等も可)を提示する。先着で整理券を配布する。詳細は展覧会公式サイトにて確認ください。
展覧会公式サイト:https://kimirobo.exhibit.jp/special.html



製品概要

正式名称 Romi(読み方:ロミィ)
価格 本体44,800円(税込49,280円)
月会費 980円(税込1,078円)
カラーバリエーション パールピンク、マットホワイト、パールブルー
一般販売日 2021年4月21日(水)
主な販売場所 [オンライン]
公式ストアやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングにて販売中。

[展示・展示販売]
百貨店、家電量販店で取り扱い中。詳細はRomi公式サイトの店舗一覧から確認できる。
※購入の際はRomi公式サイトに記載のある公式販売店舗・サイトを利用ください。

公式サイト・SNS 公式サイト:https://romi.ai/
Twitter:https://twitter.com/romi_robot
Instagram:https://www.instagram.com/romi_robot/
YouTube:https://www.youtube.com/c/Romi-Robot
note:https://note.com/romi_ai

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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