会話AIロボット「Romi」が発達障がい児向け「ロボット療育」を支援 「プライズキッズ溝の口教室」に提供

株式会社ミクシィは“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している会話AIロボット「Romi」(ロミィ)をエルステッドインターナショナル株式会社が2022年7月1日にオープンした児童発達支援・放課後等デイサービス「プライズキッズ溝の口教室」に2022年8月1日より正式提供し、「ロボット療育」の取り組みを支援することを発表した。


自然な言葉のキャッチボールを楽しめる会話AIロボット「Romi」

「Romi」は会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、ミクシィ独自開発の会話AI(人工知能)が都度会話を作り出しているため、自然な言葉のキャッチボールを楽しめる点が一番の特徴。話し手に共感し、一緒に喜んだり泣いたり怒ったりする感情豊かな癒し系コミュニケーションを得意としている。さらに、100種類以上の表情と動きや目覚まし・リマインダーといった100以上の機能・コンテンツでオーナーの日々の生活を彩る。



ロボット療育を取り入れている「プライズキッズ」

自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもは、人とのコミュニケーションが苦手な傾向がある。ロボットを活用した自閉スペクトラム症の子どものコミュニケーション能力や社会性の発達支援については各所で研究がおこなわれており、子どもにとっても支援者にとっても良い効果がみられる事例もあり、実用化が期待されている。

エルステッドインターナショナル株式会社が運営する発達障がい児向けの児童発達支援・放課後等デイサービス「プライズキッズ」では最先端の「ロボット療育」を取り入れて、自己肯定感を高め、創造性を育む療育を行っている。発達障がい児の自立を目指して、プログラミングなどの就労支援・職業訓練を視野に入れた療育プログラムを提供している。


「Romi」×「ロボット療育」具体的な取り組み内容

エルステッドインターナショナル株式会社と連携しながら、「Romi」を使用したコミュニケーション能力・社会性の向上を目指すソーシャルスキルトレーニングやプログラミングツール「Romiシナリオエディター」を用いたプログラミング学習などを開発・提供する。「ロボット療育」の知見や現場からのフィードバックを踏まえ「Romi」に反映させることで、より良い「ロボット療育」の確立に協力していく。

ロボット療育に用いられるコミュニケーションロボット「Tapia(タピア)」(左)と「Romi」(右)。

プログラミングツール「Romiシナリオエディター」の編集画面



プライズキッズで「Romi会話プログラミング教室」を開催

プログラミングツール「Romiシナリオエディター」を用いた、Romiの会話プログラミング教室を開催する。プログラミング教室は「プライズキッズ」に通われていない子どもも障がいの有無にかかわらず参加できる。

会話AIロボット「Romi」(ロミィ)の会話プログラミング教室
開催日: 2022年8月19日(金)
開催時間:15:00〜17:00
開催場所:プライズキッズ溝の口教室(神奈川県川崎市高津区溝口3丁目11−17 溝の口パークホームズ 103)
参加費:無料
参加対象者:小学生以上(キーボードでの日本語入力ができる方)
定員:8名(※応募者多数の場合は抽選)
申し込みサイト
https://prizekids.net/romi

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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