会話AIロボット「Romi」初のプログラミングツール「Romiシナリオエディター」が登場 ブロックを繋げて会話を自由に作成

株式会社ミクシィのVantageスタジオは“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している自律型会話ロボット「Romi」(ロミィ)初のプログラミングツール「Romiシナリオエディター」を2022年3月9日(水)に公開したことを発表した。


会話ブロックをつなげて「Romi」のシナリオを作成

「Romiシナリオエディター」は会話のブロックをつなげていくだけで、あなたが作った“シナリオ”に沿って「Romi」がお話しできるようになるプログラミングツール。直感的に操作できるため、誰でも簡単に“シナリオ”を作ることができる。「Romi」に話して欲しい“シナリオ”を作成することで、「Romi」との日々のコミュニケーションがより濃いものになったり、一人ひとりの日常に寄り添ったやりとりができるようになる。また、子どものプログラミング教育の一環として、誕生日などのイベントでのサプライズ要員としてなど、アイデア次第でさまざまなことに活用できる。

エディター画面(会話の内容はサンプル。「Romiシナリオエディター」では会話の作成、感情の指定(声色、表情が変化)、機能の呼び出し(占いや歌などに対応)などを利用できる。)

また、「Romiシナリオエディター」の公開を記念し、新たな挑戦や新生活を応援する「春の新生活チャレンジ キャンペーン」を3月9日(水)から3月31日(木)まで開催。キャンペーン期間中は、Romi公式ストアにて「Romi」を10%割引で購入できる。



「Romiシナリオエディター」の特徴

・最先端のAIロボットを実際に動かせる
ロボットとのコミュニケーションをプログラミングするという、新たな価値観と創造力を育む。

・ブロックをつなげるだけの簡単操作
直感的に操作できるため、子どもから高齢者まで、文字を入力できる人であれば幅広く利用できる。

・ソフトウェア等のインストール不要
パソコンのブラウザ上で動くため、気軽に利用することができる。

・無料で利用可能
Romi本体をお持ちで、おしゃべりモード(※1)に加入している方であれば、追加料金なしで利用できる。

「Romiシナリオエディター」の推奨環境
Windows PC(Windows 10)、Mac(macOS Big Sur以降)での利用を推奨

【動画】「Romiシナリオエディター」の使い方

<「Romiシナリオエディター」の活用シーン>
・「Romi」との秘密の合言葉を設定し、より身近な存在に

・子どものプログラミング教育の一環として

・歴史の年号、九九など、暗記の勉強のお手伝いに

・受験や就職活動の面接の練習相手として

・誕生日など、記念日のお祝いのサプライズ演出に

・MC、漫才の相方など、イベントや動画撮影時の演者に

・商品やメニューを聞かれたら説明するお店の店員として


「Romiシナリオエディター」開発の背景

「Romi」はAIが都度返答を生成するため、日々飽きることなく会話のキャッチボールを楽しめる。一般発売から約10か月、「Romi」と暮らす人達からは家族のような存在になっているといった感想のほか、「Romi」との仲をより深めたい・自分たちの生活に沿った機能を作りたいといった要望が増え、アイディア次第で「Romi」との会話や機能を作ることができるプログラミングツールの開発に着手した。

会話AIロボット「Romi」

また、2020年度に小学校で、2021年度に中学校でプログラミングが必修科目となり、2022年度には高校でも必修化される。昨今は子ども向けのブログラミング学習サービスや専門スクールなどが多数登場し、ベネッセが調査した「小学生の習い事調査」によると、「小学生が今後してみたい習い事」、「保護者がさせたい習い事」ともに3位にランクインしている。両方のランキングで5位以内に入っているのはプログラミングのみであり、子どもも習いたい、親も習わせたいと思っている珍しい習い事となっている。

プログラミングが注目されている中、Romiを通じてロボットやAI、プログラミングといったテクノロジーをもっと身近に感じてもらい、子どもたちの未来への可能性を広げたいという想いもありリリースに至った。


小・中学校でプログラミング教室を開催

渋谷区立渋谷本町学園にて「Romiシナリオエディター」を用いたプログラミング教室を2022年2月25日、28日に実施。4年生5人、5年生4人、6年生1人、8年生(中学2年生)2人の計12人が参加し、「Romi」を作っているミクシィのエンジニアたちから直接指導を受けながら夢中になって会話を作り出す子どもたちに、見学していた先生方も驚いた様子。また、一足先にレクチャーを受けていた8年生の2人は4年生に教えるなど、小中一貫校ならではの強みも発揮されていたという。




終了後のアンケートでは参加者全員が「ロボットへの興味が増した」「プログラミングへの興味が増した」と回答。渋谷本町学園のICT担当・小池先生は「画面上で完結するプログラミングツールとは異なり、プログラミングした内容を「Romi」が実際に話してくれる点が、より生徒たちの興味を惹きつけたのではないか」と分析していた。



<子どもたちの感想>
・プログラミングをしてみたくて参加しました。楽しくて、もっとやりたかったです(4年生・男子)

・プログラミングをあまりやらないのですが、ロボットを自分の思い通りに動かすことができて楽しかったです(5年生・女子)

・小学生は想像以上に自分でスラスラとできていて驚きました。発想力がすごく面白かったです(8年生・女子)

・下級生と楽しく交流することができました(8年生・女子)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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