ヴイストン株式会社はLiDAR(LRF)を搭載した卓上サイズのROS対応台車ロボット「ライトローバー」のレンタルサービスを開始することを発表した。
今回開始するレンタルサービスはライトローバーを5台セットとしてプラン化したもので、学校や教育機関での導入のほか、グループ学習や群制御の研究用途に好適なものとなっている。レンタル期間は6ヶ月間とし、本格的なROS台車ロボットについて、基礎から応用までをじっくり学習することができる。レンタルでの導入は本体を購入する場合と比較して資産管理などの点で簡易であることが特徴で、同社の研究開発用台車ロボット「メガローバー」などで好評を得ている。
卓上サイズのROS対応台車ロボット「ライトローバー」
ライトローバーは卓上サイズの扱いやすい台車ロボット筐体にRaspberry Pi 4 Model B(RAM容量4GB版)と小型のLiDAR(LRF)を搭載した学習用ロボット教材。160mm四方の投影面積に収まるサイズで、机上での学習用途に好適なほか、限られたスペース内での動作が実現できるなど、多くの場面で活用が可能。小型サイズのロボットでありながらLiDAR(LRF)を搭載しており、SLAMの実行など、現代的な台車ロボット制御を卓上で手軽に学習することができる。
レンタルサービスの詳細
「ライトローバー」のレンタルサービスは6ヶ月間を基本とした長期間にわたるレンタルとしてプランを設計している。対象となるライトローバーは5台を1セットとし、レンタル期間満了前の相談で、期間の延長にも対応する(延長の期間は6ヶ月単位とする)。
・機体仕様
ライトローバー(標準機体)5台セット
・レンタル期間
6ヶ月~
・レンタル費用(税別)
6ヶ月~当初6ヶ月間
50,000円/月
契約延長時(6ヶ月単位)
20,000円/月
・機体改造の可否
不可
なお、レンタル費用の支払いについてはレンタル開始前(延長申し込み時は延長期間の開始前)に全額先払いにて申し受けることとし、各月毎の請求などには対応しない。レンタル期間の満了時の機体買い取りについても、対応を予定していない。
■ライトローバーの製品情報および公式YouTube動画
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。