NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)と株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(以下、NDV)は、5Gソリューション創出コンテスト「docomo 5G DX AWARDS(R) 2022」の入賞企業を決定したことを発表した。最優秀賞には株式会社MOYAIの「LED蛍光灯一体型多機能ネットワークカメラ『IoTube (アイ・オー・チューブ)』」が選ばれた。入賞企業の製品・ソリューションはNTT Comの5Gソリューションとして早期のサービス化を目指す。
「docomo 5GDX AWARDS(R) 2022」について
「docomo 5G DX AWARDS(R) 2022」は5Gと親和性の高い特徴的なアセット(技術、プロダクト・デバイス、サービス)を持つパートナー企業の製品・ソリューションを発掘し、各企業と協業して5Gを活用した新たなソリューションを創出することを目的とし、2020年より実施している。今年度は8つの業界「建築」「メディア」「小売」「製造」「医療」「交通・物流」「農業・林業・水産業」「自治体・観光(地方創生)」を中心に、SDGsの達成に貢献する特徴的なアセットを募集した。
【最優秀賞】LED蛍光灯一体型多機能ネットワークカメラ「IoTube」
株式会社MOYAI/ LED蛍光灯一体型多機能ネットワークカメラ「IoTube」
「IoTube」は通信技術とAI/IoT技術の融合によって、生活環境や公共空間を見守ることができ、電車内の異常事態の迅速な検知・対応を可能にする。社会課題の解決に大きく貢献する点が評価された。
【優秀賞】業務用清掃ロボット「PUDU CC1」
Pudu Robotics Japan株式会社 / 業務用清掃ロボット「PUDU CC1」
「PUDU CC1」は掃き・吸引、床洗浄、乾拭きまでの機能が1台に集約されているほか、清掃時間・面積などをリアルタイムで通信したり、清掃効果のレポートを自動生成するなど多機能な掃除ロボット。人とロボットが互いの価値を活かし協働する社会の実現をめざす点が評価された。
【SAJ-DX特別賞】Web VRプラットフォーム「F8VPS」
株式会社フォーラムエイト / Web VRプラットフォーム「F8VPS」
「F8VPS」は3DVR空間でアバターを介したコミュニケーションを可能にするバーチャルプラットフォームシステム。Webブラウザのみで利用でき、API連携が柔軟に可能であるため、さまざまな用途に活用でき、リモートワークやバーチャル展示会などDX推進を支援する点が評価された。
(※1):SAJは一般社団法人ソフトウェア協会の略称。「docomo 5G DX AWARDS(R)」に協力団体として参画している。
【SDGs特別賞】政策共創における住民との対話のための「PoliPoli Gov」
株式会社PoliPoli / 政策共創における住民との対話のための「PoliPoli Gov」
「PoliPoli Gov」は政策推進を支援する意見募集プラットフォーム。政策テーマについてデジタルを活用して幅広い世代の住民から意見を集めることで、住民への広報、マーケティング、コミュニティマネジメントを実施している点が評価された。
【ウェアラブルデバイス特別賞】「ひろしまサイクリングsokoiko! × スマートグラス『VUZIX M400』」
株式会社mint / スマートグラスの活用によるユニバーサルツーリズムの実現「ひろしまサイクリングsokoiko! × スマートグラス『VUZIX M400』」
株式会社mintが運営するサイクリングツアーを、スマートグラスの活用によりユニバーサルツーリズム化するサービス。スマートグラスによって翻訳字幕表示や遠隔参加を可能にすることで、言語と距離の壁をなくしたツアーの実現をめざした点が評価された。
今後の取り組み
NTT Comは最優秀賞・優秀賞を受賞した株式会社MOYAI、Pudu Robotics Japan株式会社の両社と、5Gソリューションとしての早期サービス化に向けた協業を開始する。また、NTT Com主催イベントでの展示や「ドコモ5Gオープンパートナープログラム(R)」における積極的な情報発信など、NTT Comと共同でプロモーションを実施する。NTT ComとNDVは「docomo 5G DX AWARDS(R) 2022」の取組みを通じ5Gサービスのさらなる拡大をめざし、パートナー企業との連携をより一層強化していく。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。