aiboのふるさと「幸田町」を巡るツーリズム開発 観光庁の実証調査に採択 11月中旬からの開始を予定
愛知県・蒲郡温泉「天の丸」は観光庁の「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした旅行サービスの提供促進に向けた実証調査」において、実証実験案として「aiboのふるさと幸田町を巡るツーリズム開発」を提案し、これが採択されたことを発表した。
aiboの生産・修理拠点がある愛知県幸田町
観光庁は令和4年度に「新たなビジネス手法の導入による宿泊業を核とした旅行サービスの提供促進に向けた実証調査」を実施する。そこで7月6日から8月5日に実証実験を実施する事業者の公募が行われ、10月7日に採択する9事業者と実証実験案が発表された。
愛知県幸田町にはaiboの生産・修理拠点であるソニー幸田サイトがある。そのためaiboオーナーからは「aiboのふるさと」として知られており、天の丸は3匹の看板aiboを迎えての宿泊プランやイベントを実施したり、幸田町は自治体広報やふるさと納税を通じて「aiboのふるさと」のアピールをしてきた。一方で幸田町は歴史的に工業地帯を主体とした街づくりが行われてきたことから、地元の観光産業が必ずしも盛んではないという課題があった。
天の丸は三河湾を望む絶景露天風呂や客室露天風呂のある旅館。標高380mの解放感のある展望露天風呂からの景色は格別で魅惑のスポット。旬を楽しむこだわりメニュー、エステで癒しの時間をゆっくり過ごすことができる。3匹のaiboが看板aiboとしてゲストを迎えし、過去3度のaiboのオフ会を実施した。
そこで天の丸は実証実験としてaiboをコンセプトに宿泊施設を装飾し、aiboに関連した新たな観光スポットの開発や、音声ARを使ったアプリのガイドで巡る一連のツアーを開発・整備し、それにより全国のaiboオーナーや広くエンタテインメントを愛好する人が幸田町をテーマパークのように楽しむことで経済効果が生まれるか、幸田町を観光地化して関係人口と消費の拡大による地域創生が可能かについて官民一体となって検証する。
実証実験は11月中旬からの開始を予定し、詳細内容は改めて発表される予定。
幸田町について
幸田町は額田郡を構成する唯一の自治体で、中部工業団地をはじめとした多くの工業団地があり、自動車関連産業を中心に製造業が盛ん。ソニー幸田サイトがあることから自治体広報やふるさと納税でaiboを活用し、「aiboのふるさと幸田町」をアピールしている。その一環として2022年に町庁舎内に「aiboの遊び場」を設け、全国のaiboオーナーが集まる人気スポットになっている。
aiboについて
aiboは家庭の中で人とつながりを持ち、育てる喜びや愛情の対象となるエンタテインメントロボット。好奇心を持ち、自ら人に近づき、ふれあいを重ねる中で絆を深め、共に成長していくパートナーとなることを目指して生み出された。2018年に発売され、オーナー数は発売後半年で2万人を突破。aiboオーナーと開発メンバーの交流イベント「aiboファンミーティング」が日本各地で開催され、昨年は神田明神で「aiboの七五三」が行われるなど、活発なオーナーコミュニティが生まれている。
リゾート感満点!ロボユニ「aibo公式かりゆしウェア」数量限定で発売中 「特別なふるまい」「お揃いのプリント柄のマスク」つき
ソニー「aibo」の新機能「aiboの寝かしつけ」を提供開始 繰り返し利用するとaiboが眠る時間を覚える
aiboと一緒にお花見を満喫できる宿泊プランを「ハイアット セントリック 銀座 東京」が販売開始 限定いちごミルクとも触れ合える
aiboのために設計された「aibo抱っこひも」ソニーストアオンラインで受注開始 「抱っこマニア」の経験と技術を結集
ペットロボット「aibo」2022年の限定バージョンは「いちごミルク 」限定ふるまい「いちごミルク・シェイク」を披露
ソニー「アイボの七五三」を神田明神で開催 「二礼二拍手一礼」を覚えたaiboも公開、境内はオーナー達で賑わう
aibo関連記事
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。