
株式会社ACSLは、同社が提供する国産の小型空撮ドローン「SOTEN」(蒼天)において、2023年1月中旬より、機体と操作機器間を閉域網で接続する対応を開始する。閉域網は、限られた利用者のみが利用できる通信網。インターネットのように広く不特定多数がアクセスできない通信環境のため、通信の傍受や望外、乗っ取りなどのリスクが極めて低い。
「SOTEN」(蒼天)のLTE対応モデルを購入したユーザは、閉域網で接続することで、機体と操作機器間の通信傍受や乗っ取りなどのセキュリティリスクに対してより安全・安心に利活用することが可能となるとしている。
閉域網での接続については、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)が発表した「閉域網プラン」に申し込むことで利用可能となる。
・閉域網で接続した通信により、機体と操作機器間の通信傍受や乗っ取りなどのセキュリティリスク対策になる。より安全・安心にドローンを利活用できる。
国産ドローンSOTEN(蒼天)について
ACSLの「SOTEN」は、高いセキュリティを実現したドローンへの需要が高まる中で開発した、セキュアな小型空撮ドローン。データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現し、通信・撮影データは暗号化しているため、セキュリティ面でドローンの活用を不安に感じるユーザーも安心して活用できるとしている。
申し込みについて
12月9日より申し込みを開始。ACSLの販売代理店に問い合わせして契約する。
なお、「SOTEN」を購入する際に、通常のモデルかLTE対応モデルかを選択できるようになっており、LTE対応モデルを購入したユーザーは「閉域網プラン」に申込みできる。
https://product.acsl.co.jp/flow/
閉域網プランとは
NTT Comが提供する、フライト計画の作成や機体に関する情報管理などドローン運用に役立つ機能を提供するクラウドサービス「セキュアフライトマネジメントクラウド」のオプションプランの 1 つとして提供される。このサービスとセットで提供される「SOTEN」と操作機器間を閉域網で通信することができる。閉域網で通信することにより、オープンなインターネットとは異なり特定の利用者のみアクセスが可能となるため、セキュリティリスクを最小限に抑え、安全なフライトが可能となる。
関連リンク:https://www.ntt.com/business/services/sfm-cloud.html
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