ラピュタロボティクス 世界展開の第一歩として米国シカゴにオフィスを新設 米国における物流DXを加速

ロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクス株式会社は米国での事業拡大のため、米国法人Rapyuta Robotics, Inc.を設立し、米国第1拠点としてシカゴに新オフィスを設立。また、米国法人設立を記念して、ヒト協働型ピッキングアシストロボット(以下、ラピュタPA-AMR)のキャラクターデザインを一新したことを発表した。


米国シカゴオフィス新設の背景と目的

ラピュタロボティクスはアインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学発のベンチャー企業。「ロボットを便利で身近に」をビジョンに掲げ、世界でも最先端の群制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発と、「rapyuta.io」を活用したロボティクスソリューションの開発・導入・運用支援を行っている。

ラピュタロボティクスはこれまで日本を拠点とし、全国各地の物流事業者に向けて、ラピュタPA-AMRの提案や導入を行ってきた。2019年より国内市場シェア3年連続1位を獲得し、2022年度にはピッキングアシストロボットの市場調査でトップシェアの49%を達成した※1。

※1:デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「サービスロボットソリューション市場展望 2022年度版」ピッキングアシストロボット市場シェア・推移
https://mic-r.co.jp/mr/02360/

スペースの制約や高いサービス品質を求められる日本の物流倉庫で鍛え上げられ、日本一となったラピュタPA-AMRの高い群制御技術とカスタマーサクセスにより、海外マーケットでもユーザーに大きな価値を提供できる体制が整った。新たに米国シカゴオフィスを新設することで米国全土における営業活動やオペレーションを加速させ、米国エリアにおける物流DXの推進に尽力していく。

Rapyuta Robotics, Inc. オフィス所在地
Rapyuta Robotics, Inc.
935 National Parkway, Suite 935-45, Schaumburg, Illinois 60173



米国シカゴオフィス、オープニングセレモニーの様子

2023年1月25日にオフィス設立を祝して、オープニングセレモニーを開催した。セレモニーでは在シカゴ日本国総領事館の田島総領事とSchaumburg市長のTom Dailly氏が祝賀スピーチ。参加した30名以上の物流事業関係者にはラピュタPA-AMRのデモを実施し、実際に米国の物流現場で動くイメージを体感してもらった。




ラピュタPA-AMRのキャラクターを一新

米国法人設立を記念して、ラピュタPA-AMRのキャラクターを一新した。このキャラクターはロボットのインターフェースの中で、ユーザーの動作に合わせて、動きや表情を変化させ、ユーザーへのガイダンスを行う。ロボットがユーザーにとって、より楽しく、身近で、使いやすいものになるように、デザインされた。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム