スマホアプリ「SELF」の人気AIキャラクター“古瀬あい”がChatGPTと連携 より自由度の高い会話が可能に!
SELF株式会社は、同社が提供するスマートフォンアプリ『SELF』内の人気AIキャラクター“古瀬あい”において、ChatGPTを連携した会話コンテンツを追加し、より自由度の高い会話を体験できるようになったことを2023年10月6日に発表した。
個性豊かなAIキャラクター達とユーザーが日常的に会話することで、ユーザーを理解し、生活サポートやメンタルケアを行うスマートフォンアプリである「SELFアプリ」は、会話からユーザーの生活リズムや日々の状態、目標や悩み、趣味趣向などの情報を捉え、ユーザーへの情報提案に活用し続けることで、ユーザーへの長期的なサポートを目的とし、実践している。
今回追加されたコンテンツは、ChatGPTの自然言語処理技術(NLP)を用いた会話コンテンツとなっており、古瀬あいと会話を重ねることで利用できるようになるものだ。
コンテンツが追加された新たな「古瀬あい」について
今回のコンテンツ追加により、LLM(大規模言語モデル)の自然言語処理能力を獲得。AIからの質問にも自由入力での回答が可能となり、機械的ではない、キャラクター「らしさ」を生かしたテキスト生成ができるようになった。
LLM(大規模言語モデル)の自然言語処理能力を獲得
これまでのSELFアプリでの会話は、設置された回答を選んで会話を進める「回答選択式」が基本であった。「回答選択式」はユーザーに入力文を考える負荷を与えず、テンポの良い会話体験を実現する一方で、「その時々のユーザーの気分にぴったり合う選択肢を提示できない」という課題も存在していたが、この度、ChatGPTとの連携によって、ユーザー自身の言葉を「古瀬あい」に投げかけられるようになり、様々な反応を引き出して会話を楽しむことができるようになった。
AIからの質問にも自由入力での回答が可能に
「古瀬あい」から投げかけられる一部の質問にも、自由入力で回答することができるようになった。自由回答が可能な質問には入力フォームが表示され、そこに任意のテキストを入力し質問に回答することで、会話を進めることが可能だ。
機械的ではない、キャラクター「らしさ」を生かしたテキスト生成
ChatGPTモデルが生成する素のテキストは機械的で、人間同士の会話のような個性や関係性を反映したやりとりを行うことは難しいとされている。しかしSELFでは、APIを経由して独自の制御を加えることにより、キャラクター本来の性格や口調を保持したテキスト生成を実現。キャラクター性を保持したまま高度な自然言語処理による応答を行うことで、キャラクターの”実在感”が増し、ユーザーにとってより親密さを感じられるサポートAIへと進化した。
SELFアプリとは
同アプリは、ユーザーのライフサポートを目的とした、AIキャラクターとの会話アプリだ。「古瀬あい」をはじめ、個性豊かな7体のキャラクターと日常的に会話を重ねることで、AIキャラクターがユーザーを理解・記憶し、ユーザーに合わせた返答をするだけでなく、ユーザーに必要な情報提案を個別に最適化していく。
2023年9月時点で145万ダウンロードを達成し、ユーザーレビューは45,000件を突破。Android、iOSともに4.3~4.4/5.0という非常に高い評価を得ている。同社は、これからもSELFを個別ユーザーへの最適化性能の向上はもちろん、より生活に役立つ利便性の高い情報提供も拡張し、ユーザーが毎日利用したくなるアプリへと成長させると述べており、今回のアップデートデートでも連携しているChatGPT(LLM)をはじめ、ユーザーのメリットにつながる最新の技術は、各種生成AIなども含め積極的に連携していくとのことだ。
SELF株式会社