リアルタイムで動かせるChatGPT対応バーチャルヒューマン「polyHUMAN」をデモ展示 INTER BEE IGNITION × DCEXPO

polygrosは、2023年11月15日から幕張メッセで開催される「INTER BEE IGNITION x DCEXPO」で、リアルタイムで動き、ChatGPTと会話のできるバーチャルヒューマン、および自分の表情、動きをCGに反映し操作できるシステムをデモ体験できる展示を行うと発表した。


Vtuberのようにリアルタイムで動かすことが可能なバーチャルヒューマン

polygrosは、2023年11月15日~11月17日に幕張メッセで開催される「INTER BEE IGNITION × DCEXPO」のスタートアップエリアで、リアルタイムで動くバーチャルヒューマン「polyHUMAN」を展示。展示はすべて実際に来訪者が体験することが可能。

今までのバーチャルヒューマンは、事前にレンダリングに時間をかけて数分の動画を数日かけて制作するというプリレンダリングという手法が主流だったが、polygrosではVR開発で培ったリアルタイム処理、独自のワークフローによる制作手法で、Vtuberのようにバーチャルヒューマンをリアルタイムで動かすことが可能となった。これにより、TikTokなどの短尺動画などを大量に制作する、リアルなバーチャルヒューマンでゲームを配信をする、などが可能となる。

従来のバーチャルヒューマンはアーティストが彫刻を作るように0から制作していたため、導入までコストと時間がかかり、バーチャルヒューマンを独自キャラクターとして作りたいと思ってもコストがかかりすぎるという問題がある。
それを解決するためにpolygrosではUnityのゲーム開発ノウハウを利用した独自のワークフローを用いることで、比較的ローコスト、低納期でバーチャルヒューマンを実現できるとしている。なお、本システムはUnityで開発している。



本システムは受託、またはライセンスとして企業向けに提供する予定あり、このシステムだけで完結せず、人間的で親しみやすい「ユーザーインターフェース」として、他社のシステムとつなぎこむことも可能となっている。


INTER BEE IGNITION × DCEXPOでの展示について

1:リアルタイムバーチャルヒューマン x ChatGPT会話システム

ChatGPTと連携し、完全無人でバーチャルヒューマンと会話することができ、人間同士の会話のように、音声で話しかけて音声で返す。またテキスト同士での会話、タッチパネルなどで用意されたボタンを押して遣り取りをすることも可能となっている。会場ではマイクを使用して音声で会話できるほか、QRコードによる入力で情報のやり取りをすることもできる。

使用例:
・店舗案内サイネージ
・Youtubeライブ配信対応
・AIバーチャルキャラクター
・システムと連結し、親しみやすいUIとして活用

2:リアルタイムバーチャルヒューマン x フェイスキャプチャシステム

iPhoneのフェイスキャプチャと、Ultraleap 3Diのハンドキャプチャとを組み合わせ、人間の顔と上半身の動きをバーチャルヒューマンCGに反映させ、自由に動かすことができる。また、別途全身モーションキャプチャ機材と組み合わせ、全身を動かすことも可能。

使用例:
・「中の人」がキャラクターの見た目をまとって、店舗のリモート接客対応などが可能であり、店舗のターゲット層向けに性別・外観を自由に作成することができる。
・配信などでVtuberに替わるあらたなリアルなキャラクターをまとった「バーチャルストリーマー」として展開することが可能。
・顧客、または製品のイメージキャラクターとしてあらたにバーチャルヒューマンを作成。ターゲット層などに応じたルックスで応対することができる。
・リアルタイムでフェイスキャプチャして簡単に動画を作成することができるため、TikTokなどの短尺動画を大量に制作することが可能。

INTER BEE IGNITION × DCEXPO 開催概要

名称 INTER BEE IGNITION × DCEXPO
会期 2023年11月15日~2023年11月17日
会場 幕張メッセ(千葉県千葉市)
入場 無料(登録制)
主催 DCEXPO主催:一般財団法人デジタルコンテンツ協会
位置 スタートアップエリア・小間番号3316


関連サイト
株式会社polygros

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