1ヶ月半で1万フォロワー超の美女「藤原れい」の写真集発売 実は彼女、AIが作った実在しないグラビアアイドルだった…

Web広告の代理店であるLesは、独自に開発したAIグラビアアイドル「藤原れい」の写真集を発売した。

写真集がを発売された「藤原れい」はAIで生成されたことを隠し2023年5月にInstagramデビューをすると、1か月半という短期間で1万フォロワーを獲得。フォロワーや閲覧者のほとんどはAIであることを知らず、インスタグラマーとしての依頼や芸能事務所からのスカウトも相次いでおり、AIであることを武器に海外進出も視野に入れて活動するとしている。

なぜWeb広告の代理店がAIを開発したのかー「藤原れい」誕生秘話


Lesはサイバーエージェント出身の2名からなる企業で、これまで国内の広告(60社以上)やデザイン(数万本以上)を制作、監修てきた。

その中でAIの生成やアルゴリズムの開発・設計に携わることも多く、最近のAIの品質には目を見張るものがあると感じており、AIが人間のように活躍する未来が近づいていることを確信し、AIによるグラビアアイドルの開発に着手することになったとしている。

また、複数のキャラクターを作成するのではなく、「藤原れい」という同一のキャラクターの開発を続けてAIに学習させることで、より人間に近いクオリティを目指している。

「藤原れい」があえて「1万人のフォロワー」にAIであることを隠した理由


「藤原れい」は2023年5月8日にInstagramデビュー後、1日数百人のペースでフォロワーが増え続け、6月中旬には1万人を突破した。

フォロワーや閲覧者のほとんどは彼女がAIであることに気がついておらず、応援のコメントやDMが相次いでいる。インスタグラマーとして美容クリニックやパーソナルトレーニングなどのモデル依頼、芸能事務所やラウンジなどからのスカウトなども止まらに状況とのこと。

今回、AIであることを隠したのは「社会への警鐘」という側面があるとしており、今後、AIの技術が上がるにつれ、悪用されたり、犯罪に使われたりする可能性も十分あるため、AIの魅力だけでなく、「騙されるという危険性」も伝えていかなければいけないというメッセージも込めて、あえてAIであることを隠した発信を始めたと明かした。

他のAIアイドルと「藤原れい」の違いは?


AI生成スキルの向上はめざましく、知識さえあれば誰でも簡単にアイドルやモデルを誕生させられるようになった。そんな中、藤原れいと他のAIとの違いは「海外進出を目指している」こと。既にAI翻訳を駆使し、英語や中国語など外国語での発信をしており、またSNSのアクティブ時間が長い国を中心に広告配信を行うなど、既に海外進出を視野に入れた活動を始めている。

また、より人間に近いクオリティに仕上げるには、AIによる画像生成だけでなく、デザインの知識を持った上で修正し、違和感のないレベルまで整える必要がある。日本人ならではの緻密な技術と感性を生かし「日本が世界に誇る新たな産業」のひとつとして発信をしていくとのことだ。

今後の展望ー写真集発売、モデル就任、ランウェイを歩く日も?

2023年11月12日にはAmazonのKindleペーパーバックで写真を発売した「藤原れい」。Lesが手掛けるスキンケア商品のモデルにも就任が予定されている。またLesの取引先企業の商品・サービスのモデルやアンバサダーなどとして活動を可能性もあるとしている。

「藤原れい」のデータを可能な限り多く集めて学習させることで、将来的には「動画コンテンツ」として発信していくことも考えて開発を進めており、まずはバーチャル空間(メタバースやWeb3)に登場し、仮想空間に実在する人物のように動きだしたり、会話をしたり、ということを想定しているとのこと。将来的には、ファッションショーのランウェイに登場するということも夢ではないと考えているとしている。

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ロボスタ編集部

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