石黒浩氏CEOのAVITAが三重県明和町のアバターをプロデュース 十二単を着用、町の花「花しょうぶ」髪のアバターを公開

AVITAは、三重県明和町のオリジナルアバター制作の企画・デザイン・CG制作などトータルプロデュースを行った。制作したアバターは三重県明和町のオフィシャルアバターとして、同町のプロモーションやイベント、WEBサイト等でマルチに活躍する予定。


アバターを活用したサービス提供、企業・自治体との取り組む

AVITAは、「アバターで人類を進化させる -Virtualize the Real World-」をビジョンに掲げ、外見や性別、年齢、場所の制約なく働ける環境づくりを通して、多様な人材の活躍を後押しし、誰もが自在に活躍できる社会の実現を目指している。

人は、複数の自分(会社での自分、家庭での自分、友達との自分等)で活動していますが、アバターを用いれば、その自分を実世界でさらに多様に拡張し、状況や目的に応じた様々な自分で自由に活動することができる。このことを、アバターを用いた実世界の仮想化と多重化(virtualize the real world)と呼んでおり、AVITAはこの世界観の実現に向けてアバターを活用したサービス提供、企業・自治体との取り組みを行っている。


三重県明和町のオリジナルアバターについて

明和町は、伊勢神宮のほど近く、歴史と文化が色濃く残る町です。この町の特長や歴史的背景をアバターの隅々に反映した。

アバターは、かつて天皇の代わりに伊勢神宮の天照大神に仕えた斎王が身に着けていたとされる十二単を着用し、町章や、町の花の「花しょうぶ」が髪型や髪色に取り入れられている。

十二単は細かい模様や重なり順、布と金属の異なる光沢感などを再現、扇子や髪飾りなどの小物一つ一つにもこだわり、細部に至るまで丁寧に仕上げられており、人の表情の細かな再現にも力を入れ、感情豊かなキャラクター造形を実現し、現実世界に自然に溶け込むクオリティの高いアバターとなっている。

全身立ち絵

上半身アップ

後ろ姿

現代風にアレンジした心葉の髪飾り

実写との合成


AVITAのアバター制作について


AVITAのアバター制作では、物理法則に基づいたリアリズムとアート性を融合させることで、アバターに存在感を与え、現実世界に自然に溶け込みつつ、時には人間を超えた表現で、メッセージを直感的かつ効果的に伝えることを目指している。また、誰でも何処でも高品質なアニメーションを生み出せるよう、Webカメラ一つで細やかな表現を可能にする高いトラッキング適正を備えた、使いやすさを重視したアバター作りを行っている。

制作にあたっては、プロジェクトの全工程を社内で一気通貫に対応して、企画からデザイン、そして実装まで一連のプロセスをシームレスに連携。これにより、スピーディかつ柔軟な対応が可能となり、クライアントの想いやコンセプトを反映させた品質の高いアバター作りを実現している。

これらのアバターは、VTuberのようなSNSでの活用はもちろんのこと、アバターオンライン接客サービス「AVACOM」と連携することで、店舗やイベント、Webサイトでの接客などビジネスシーンでの実用も可能となる。

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ロボスタ編集部

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