ムーンショット型研究開発事業目標の1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」を行っているProject Cybernetic beingが2024年3月18日にシンポジウム「Cybernetic being symposium 2024」をSHIBUYA QWSで開催する。
シンポジウムはイベント内容に興味のある方なら誰でも参加が可能。また、会場参加者には「アバターロボットを用いた働き方の導入ガイドライン2024」が配布される。
プロジェクトの現在地からサイバネティック・アバター社会の可能性を議論
Project Cybernetic being では、サイバネティック・アバターが活躍する社会に向けて、働き方の導入に向けたガイドラインを公開しており、サイバネティック・アバターを用いることで、人は移動等を必要とすることなく、世界中のどこでも働くことができるようになるとしている。
このようにサイバネティック・アバターはさまざまな可能性を秘めているが、一方で現実的な法律の整備が重要な問題となってくる。労働法を含む現在の法律はアバターロボットによって生み出される新しい働き方を想定してつくられていないため、アバターロボットを用いた就労に対して既存の法律がどのように適用されるかは不確定な状況にある。
アバターロボットを用いた働き方、取り組み事例が注目されるようになってきた昨今、様々なアバターが活躍する社会に向けて、どのような視点をもつべきか、今回のシンポジウムではプロジェクトの現在地を伝えるともに、実際普及に向けて必要となってくる観点についてサイバネティック・アバター社会に向けて、参加者と様々な広く議論し、意見交換議を行うとしている。
イベント詳細
イベント名称 | Cybernetic being symposium 2024 ―サイバネティック・アバターで変わる働き方、私たちの暮らし― |
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日時 | 2024年3月18日 |
時間 | 14:15-17:00(14:00配信開始) |
場所 | SHIBUYA QWS (渋谷キューズ) 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目 渋谷スクランブルスクエア15F |
参加方法 | オンライン参加+会場参加 |
定員 | 120名 (会場参加) 身体共創社会推進コンソーシアム会員 (会場参加) QWS会員枠:30名 (会場参加) 一般枠:50名 (オンライン参加) オンライン参加:事前登録不要 オンライン参加の方は下記YouTube Liveからどなたでもご覧いただけます。 https://youtube.com/live/wWmgFzRyuSE?feature=shar |
主催 | SHIBUYA QWS Innovation 協議会 |
共催 | JSTムーンショット型研究開発事業目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 |
当日スケジュール
13:45-14:15 | 開場 |
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14:15-14:20 | QWSからのご案内 ※配信開始 |
14:20-14:25 | 開始-シンポジウム概要説明- |
14:25-14:45 | 基調講演 「Project Cybernetic beingが目指す未来社会に向けて」 登壇者:南澤孝太氏 |
14:45-15:25 | トークセッション1 サイバティック・アバターの働く現場で生まれた小さな変化-分身ロボットカフェの現場から- 登壇者:加藤寛聡氏、畑田裕二氏、湯川光氏、OriHimeパイロット(ゆい氏、さえ氏) モデレーター:小原和也氏 |
15:25-16:00 | トークセッション2 サイバティック・アバターで働き方はどう変わる?-ロボットアバターを用いた働き方導入ガイドライン 2024に向けて- 登壇者:赤坂亮太氏、江間有沙氏、出井甫氏 モデレーター:森旭彦氏 |
16:00-16:10 | 休憩 |
16:10-16:50 | パネルディスカッション 「サイバネティックアバターが描く未来社会」 登壇者:鳴海拓志氏×田中由浩氏×笠原俊一氏×吉藤オリィ氏 モデレーター:南澤孝太氏(PM) |
16:50-16:55 | 統括のご挨拶 登壇者:萩田紀博氏(PD) |
16:55-17:00 | クロージング/事務局からのご案内 |
※スケジュールは変更になる場合がある。
※会場参加者には「アバターロボットを用いた働き方の導入ガイドライン2024」を配布。
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