Hyundai Motor Companyは、Hyundai Motorとその自律運転技術開発のパートナーであるMotional社が共同開発した全電動式の自動運転車両「IONIQ 5ロボットタクシー」が米国の運転免許試験と同様の試験に無事合格する様子を紹介するキャンペーン動画をYouTubeで公開した。
IONIQ 5ロボットタクシーの自律走行技術の安全性と信頼性を伝えるために制作されたこの動画では、米国ラスベガスの公道走行など、公共レベルの運転免許試験に合格するまでの様子を紹介。今回のこの快挙は、自律走行車のための技術を結集したIONIQ 5 ロボットタクシーの信頼性の高さと、全ての人に安全で自由な移動を提供する可能性を示しているとしている。
身体に障がいがある人たちの自立を実現する上で自律運転技術の重要性を強調した内容に
動画は、視覚障がいのあるアメリカ人女性Pearl Outlaw(パール・アウトロー)さんと、母親のRuth(ルース)さんへのインタビューから始まる。Pearlさんは、「網膜色素変性症」という症状のために自由な移動ができない上に、多くの人にとって自立と自由の象徴である運転免許証を取得するができない。
Pearlさんのストーリーは、身体に障がいのある人たちが日々の生活で抱える、移動に関するさまざまな課題を浮き彫りにし、自立を実現する上での自律運転技術の重要性を強調している。他人に頼らずに自由に移動できる自由を提供するIONIQ 5ロボットタクシーは、「自立したモビリティ」というパールさんの夢を実現するものである。
また、動画の中ではIONIQ 5ロボットタクシーの試験実施前に担当試験官のKandice Jones(キャンディス・ジョーンズ)氏は「私は、DMV(日本の運転免許証センターに相当する、米国のDepartment of Motor Vehicles(車両管理局)認定運転試験官として25年の経験があります。この25年の間に、公共の安全のために何千人もの受験者を落第させてきました」と試験実施前に述べている。
封鎖されたコースでJones氏監視のもと実施した運転免許試験のシミュレーションで、IONIQ 5 ロボットタクシーは、速度制御、車線変更操作、一時停止標識での正確な停止、左折、そして危険発生時の反応時間においてすばらしい結果を残し、見事試験に合格した。(※Jones氏には動画出演に出演料が支払われており、今回のキャンペーン動画でJones氏が実施した運転免許試験のシミュレーションは、ネバダ州車両管理局の認可または認定を受けていません。Jones氏がキャンペーン動画の中で発行した運転免許証はレプリカであり、ネバダ州車両管理局の認可を受けていません。)
尚、動画の中では、、IONIQ ロボットタクシーは、ラスベガスで最も有名な通りであるラスベガス・ストリップやラスベガス郊外を難なく走行している。(※今回のキャンペーン動画の自律運転部分の一部は、人間のドライバーでシミュレートされた。IONIQ 5ロボットタクシーの自律運転機能のテストはすでに何千時間も実施しているが、Motional社は今後もネバダ州ラスベガスの閉鎖コースとオープンコースで自律走行車のテストを続けるとしている。)
IONIQ 5 ロボットタクシーは、モビリティを大きく変える多様な技術を1台の車で体現
IONIQ 5 ロボットタクシーは、モビリティを大きく変える多様な技術を1台の車で体現している。これは、Hyundai Motor Groupと自律運転技術を開発するMotional社が、先進的な自動車プラットフォームおよび自動運転技術の開発と厳格なテストにおいて長年にわたりさまざまな分野で協力してきた結果だ。
IONIQ 5ロボットタクシーは、LiDAR、レーダーおよびカメラを組み合わせた一連の高度なセンサーにより、多様な運転環境において一貫したドライビングパフォーマンスを実現するとしている。
Hyundai Motor Company シニアバイスプレジデント兼グローバルマーケティング責任者Sungwon Jee 氏 コメント
Hyundai Motor Company シニアバイスプレジデント兼グローバルマーケティング責任者Sungwon Jee 氏は以下のようにコメントをしている。
移動の自由を追求する企業であるHyundaiが開発したIONIQ 5 ロボットタクシーの安全性と信頼性を、このキャンペーン動画で確認してください。今後もAIを活用した自律運転技術をさまざまな形で発信していきます。私たちは、自律運転技術はお客様の毎日の生活にポジティブな変化をもたらすと確信しています
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