RDSがF1レーサー角田選手とのパートナーシップを発表 伝統と未来を融合した「ツナグルマ」の公開も発表、宮本卯之助商店との共同開発

株式会社RDSと宮本卯之助商店は、共同開発した伝統と未来が融合したモビリティ「ツナグルマ」を、5月18日(土)、19日(日)の2日間、東京ベイエリアで開催されている「SusHi Tech Tokyo 2024」でスペシャルパフォーマンスを披露することを発表した。

伝統的に縁起がいいとされる亀をモチーフにしたデザインの「ツナグルマ」。EVアシストを装備

株式会社RDSと言えば、千葉工大fuRoの古田貴之氏(千葉工業大学未来ロボット技術研究センターfuRo 所長)とRDSの代表の杉原行里氏の二人が共同創業したスタートアップ企業が発表した未来のモビリティ「Raptor」が記憶に新しい。

また、5月14日には、F1レーサーの角田裕毅(つのだ ゆうき)選手とのパートナーシップの締結を発表している。





先端の技術を活用することで伝統を受け継ぐ「ツナグルマ」

古くから祭りの象徴的な存在とされてきた「山車」(だし)。今回の「SusHi Tech Tokyo 2024」では、160年超の歴史を持つ宮本卯之助商店と、最先端技術でプロダクト開発を行う企業RDSがコラベレーション。イベントのシンボルとして伝統技術と未来技術が融合した未来の山車「ツナグルマ」を開発した。


伝統的に縁起がいいとされる亀をモチーフにしたデザインの車体には、檜原産の杉を活用するなど環境負荷を配慮した材料で櫓が組まれ、人口減少によりお祭り維持が難しくなっている時代の中でも少人数で引けるよう動力にはEVアシストを導入。また、音楽や映像を使ってイベントを盛り上げるLEDモニターやDJブースが設置されている。人口が減少する現代においても、先端技術を活用することで伝統を受け継いでいく。それを象徴するモビリティ、としている。



「SusHi Tech Tokyo 2024」のうち、この2日間はスペシャルパフォーマンスを実施し、過去に例を見ない「未来の祭り」を表現していく。

■動画 【SusHi Tech Tokyo 2024】未来の山車を制作…伝統と未来の融合で、未来の祭りを盛り上げる


「SusHi Tech Tokyo 2024」スペシャルパフォーマンス概要



5.18(土) 伝統的な「音頭」をアップデート WAO!DANCE
会場:有明アリーナ  時間:18:10-19:10
伝統的な「音頭」をアップデート。アーティスト・小袋成彬さんが作曲した「和」と「未来」が融合した楽曲に、ダンサーのFISHBOYが振り付けをしたダンスをステージでお披露目。

5.19(日) ツナグルマパレード
会場:シンボルプロムナード公園  時間:19:00-20:00
シンボルプロムナード公園を、ツナグルマとFishboy率いるダンサーたちがパレード。
最後はシンボルプロムナード公園のセントラル広場に到着し、みんなでWAO!DANCEを踊る。





F1レーサー角田裕毅選手とのパートナーシップを締結

株式会社RDSは5月14日、F1レーシングドライバー角田裕毅(つのだ ゆうき)選手とのパートナーシップの締結を発表している。角田裕毅選手は、モータースポーツの最高峰F1に参戦している神奈川県出身のレーシングドライバー。
RDSは、デザイン、データ、テクノロジーを融合した研究開発を強みに、新しいモノ作りのカタチを世界に発信。両者のパートナーを通してモータースポーツの面白さを発信していくとともに、また日本のデザイン力や技術力を世界に示していくべく、パートナーシップ締結を発表した、としている。

写真左 角田裕毅選手、写真右 RDS代表の杉原行里氏

同社は「角田裕毅選手は世界でもトップレベルの日本が誇るF1ドライバーであり、世界に向けた強い影響力を持っています。RDSは、モータースポーツをはじめ、パラスポーツ、医療・福祉など、さまざま分野で研究開発、プロダクト開発を行なっており、世界最高峰のデザインアワードで最優秀賞を獲得するなど国内外で高い評価を得ています。
F1はモータースポーツの最高峰であるとともに、自動車業界における最先端研究開発の場でもあります。両者がパートナーシップを結ぶことで、モータースポーツの可能性を世界に示していくとともに、私たちの未来に新たな選択肢を提示すことを目指し取り組んでいきます」とコメントしている。


角田 裕毅選手のコメント

角田 裕毅選手

この度RDSとパートナーシップ契約を結ぶこととなり、とても嬉しく思います。
RDSはF1チームのパートナーをされていたこともあり、共にモータースポーツの世界で戦う身として、共有できるものが多い企業です。
RDSと共にファンの皆様を魅了できるような驚きと感動をお届けできるよう、頑張ってまいります。今後とも応援をよろしくお願いいたします。


角田選手との対談動画の第一弾を公開

パートナーシップを記念して角田裕毅選手とRDS代表 杉原行里氏によるスペシャル対談を実施した。その模様はRDS公式YouTubeにて公開。動画では“杉原行里が角田裕毅を掘り下げる”としてカートを始めたきっかけやそこからのステップアップなどを語っている。
タイヤのもたせ方にも定評がある角田選手、小さな頃に養ったある経験に注目。モータースポーツファンだけでなく、レーサーを目指す子どもたちにとっても学びのある動画になっている、としている。



■動画 【角田裕毅と対談①】生い立ちから、世界へ…F1ドライバーまでの道をインタビュー


株式会社RDSについて

RDSは、「今日の理想を、未来の普通に。」をコンセプトに、新しいデザインと、モノ作りのカタチを世界に発信するデザインテック企業。様々な分野の専門家チームと最新の設備を備えた自社ファクトリーで、アイデアをすぐにプロトタイプに落とし込めることがRDSの最大の強みであり、デザイン・データ・テクノロジーをキーワードに、モータースポーツ、医療・福祉、最先端ロボットの開発など、多数の製品開発に携わってきた。イタリアで開催される世界最高峰のデザインアワード「A’ Design Award & Competition」で最優秀賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。

歩行解析ロボット「RDS CORE-Ler」

E-mobilty「Wusa」

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