
ニュースダイジェスト社と愛知県機械工具商業協同組合は2024年7月4日~7月6日の3日間、産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024」を愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催する。
出展者数は244社・団体の規模で開催
ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024は、製造業や物流などの産業が集積する中部地方で開催される、産業用ロボットや自動化システムの専門展。2024年5月20日現在の出展者数は244社・団体で、1320小間の規模で開催する。産業用ロボットや自動化システムの展示会としては、西暦の奇数年に東京で開かれる国際ロボット展に次ぐ国内2番目の規模で、202社・団体、1096小間で開催された前回展に比べ出展企業・団体は20.8%、小間数は20.4%規模が拡大した。
現在、事前来場登録を受け付けており、事前来場登録をすると、通常1000円の入場料金が無料となる。
展示会内容
ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024には、主要な大手ロボットメーカーのみならず、ロボットハンドやセンサーなどの周辺機器、無人搬送車(AGV)、計測システムなど、自動化に関わる幅広い分野の企業が出展する。
工作機械などの大手産業機械メーカーも多数出展しており、産業機械や機器と産業用ロボットが連携した実用的な自動化システムの展示にも注目だ。
中部地方で特に盛んな金属加工分野向けの自動化システムを具体的に見ることができるだけでなく、近年急速に自動化が広がりつつある、物流や食品、包装などの業種に向けたロボットを展示する企業も多数出展している。
また、ロボットの現場への設置やシステム構築を担うシステムインテグレーター(SIer)が集まる「SIerゾーン」も用意。同ゾーンでは、実践的で現場の用途に近い「ロボットの使い方」の展示が見込まれ、より具体的な導入イメージを描ける場になるだろう。
会期中には、地元の常滑市の小学生や、愛知県が主導する「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会(SIリーグ)」に参加する県内外の高校生が団体で見学に訪れる予定もあり、学生のロボットへの関心を高めることにも貢献している。
会期を通じて会場内で実施するセミナーでは、大手ロボットメーカーやSIer、大手ユーザーなど幅広い業種や立場から講師を招き、ロボットメーカーが描く現場の将来像や、厳しい条件で自動化に取り組むユーザーの事例など、連日講演が行われる。
また主催者企画展示として、前回展に続き「産業用ロボット体験ゾーン」を設け、人と同じ空間で稼働する協働ロボットとのゲーム形式の対戦や、ロボットに動作を指示する教示作業の体験などを通じて、産業用ロボットの魅力と理解を深めてもらう展示内容となっている。安全性や扱いやすさなどを感じてもらうことで導入検討中の来場者や新しい導入の形を模索する方へのヒントを提示する。
主催者企画展示
産業用ロボット体験ゾーン
1:デジタルトレーナー
2:ロボット実習体験装置
3:MR(複合現実)体験
4:フリスビー的当て競争
5:ロボット射的対決
6:3Dスイスイボード
7:双腕ロボットクレーンゲーム
8:習字ロボット
開催場所 | 会場内Eホール内 |
---|---|
開催時間 | 開催終了時刻の30分前まで入場可能(2024年7月6日のみ15:30最終受け付け) |
協力 | 中部地域SIer連携会、日本ロボットシステムインテグレータ協会、次世代ロボットエンジニア支援機構 |
参加料金 | 無料 |
※予約不要ですが、主催者都合により受け付けを見合わせる場合がございます
※7/5(金)10:00~12:00は地元小学生による見学会を予定しているため体験ゾーンにはご入場いただけません
セミナー概要
2024年7月4日(木)
基調講演「ロボットが現場を変える」
講演1
時間:13:00~14:00
登壇者:安川電機 上席執行役員 中国統括 ロボット事業部長 岡久 学 氏
「安川電機が考える未来工場 ~進化する姿~」
講演2
時間:14:30~15:30
登壇者:Mujin CEO兼共同創業者 滝野一征 氏
「ソフトウェア次第で自動化設備能力が数倍変わる時代到来 知能統合プラットフォームが実現した次世代DX工場/倉庫」
2024年7月5日(金)
1:ロボットとAIによるモノづくりの未来(WRS2025開催記念シンポジウム)
時間:10:00~12:30
主催:愛知県
2:SIer’s Day in 中部(愛知)
時間:13:30~16:30
主催:日本ロボットシステムインテグレータ協会
2024年7月6日(土)
特別セミナー「ロボットでこんなことも!最新活用法」
講演1
時間:10:30~11:15
登壇者:ボーイングジャパン 先端技術・ロボティクスエンジニア ハテム・アブデルハミード 氏
「狭小スペースにおける作業自動化への挑戦」
講演2
時間:11:30~12:15
登壇者:次世代ロボットエンジニア支援機構 代表理事 川節拓実 氏
「地域のエンジニアが地域の子どもたちを育成する次世代エンジニア育成プログラム」
開催場所 | 会場内Cホール「主催者ステージ」 |
---|---|
聴講料金 | 無料 |
申し込み方法 | 公式ウェブサイト(https://robot-technology.jp)セミナーページから受け付け |
定員 | 各セミナーとも300人(先着順) |
主催者・共催者コメント
ニュースダイジェスト社 代表取締役社長 樋口八郎 氏
ロボットテクノロジージャパン2024は産業用ロボットや自動化システムの専門展で、愛知県常滑市のAichi Sky Expoで開催されます。2回目を迎える今回展は244社・団体、1320小間と、初開催となった2022年展を上回る規模で開催する運びとなりました。これもひとえにご出展者、ご関係者各位のご支援のたまものと、心から厚く御礼申し上げます。
RTJでは、出展の対象を産業用ロボットや周辺機器、無人搬送車や自律走行型搬送ロボット、ロボットが組み込まれた各種機械・設備などに特化しています。製造業が集積する中部地域との相性が良く、会場では製造や物流の現場で役立つ新製品や新技術が一堂に展示されるでしょう。
今回のテーマは「アイデアは現場だけでは生まれない」です。出展者と来場者が共に新たなアイデアを生み出せる環境を目指しました。主催者企画セミナーや産業用ロボット体験ゾーン、出展者各社のワークショップなど、豊富なコンテンツもご用意しております。今年下半期の需要獲得に向けた起爆剤として今回展を活用していただければ幸いです。
愛知県機械工具商業協同組合 理事長 水谷隆彦 氏
このたび、産業用ロボットや自動化システムの専門展、ロボットテクノロジージャパン2024がAichi Sky Expoで盛大に開催できますこと、共催者として大変喜ばしく思います。まずもって出展者をはじめ、関係者の皆さま方に心より感謝申し上げます。
「アイデアは現場だけでは生まれない」と銘打って開かれる本展は、2年前の初回展を大きく上回る244社・団体、1320小間の開催規模となりました。産業用ロボットメーカーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)、商社などの出展者各社が展示する技術やサービスは、必ずや来場者の皆さまのご期待に沿えるものと自負しております。ロボット導入を新たにご検討される企業はもちろん、生産現場の自動化でお困りの方々にも役に立つ内容となっております。人手不足の時代において、生産現場がどう自動化されるのかを間近で見られる機会として、どうぞ本展をご活用ください。
本展を通じ、来場者の皆さまと出展者の皆さまの素晴らしい出会いがありますことを切に願っております。
開催概要
名称 | ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024 (ロボットテクノロジージャパン2024、略称RTJ2024) |
---|---|
会場 | Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場) |
開催期間 | 2024年7月4日~7月6日の3日間 |
開催時間 | 10:00~17:00(最終日は16:00まで) |
主催 | ニュースダイジェスト社 |
共催 | 愛知県機械工具商業協同組合 |
対象出展製品 | 垂直多関節・水平多関節・パラレルリンク・直交・協働など各種産業用ロボット、ガントリーローダー、AGV/AMR、自動倉庫、ソーター、マテハン装置・機器、ピッキングシステム、その他物流機器、各種ハンド、ロボット構成部品、周辺機器、各種センサー・制御機器、ソフトウエア、AI・IoT 関連装置およびシステム、ロボット搭載機械・装置、自動化技術提案など ※サービスロボットや介護ロボットなどは対象外です |