CICが仮想の展示空間「バーチャルショールーム」を提供 360°VRやアバターなど活用 水族館の事例紹介

CICはWeb上に再現された展示空間「バーチャルショールーム」の提供を行っている。顧客や見込み客とのコミュニケーションにおいて、3D表示などの効果的な新たな展示方法を提供し、購買意欲の向上に貢献する。

背景

新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる外出規制や渡航規制により、顧客が展示商品を実際に見たり触れたできる機会が作りづらくなった。

そうした中で、CICは展示会・ショールーム等への参加を容易にできる仕掛けとして、バーチャルでのショールーム・展示会のニーズが高まっていると推測し、デザイン会社と協業してソリューション化を実現。企画から構築・運用サポートまでトータル的にワンストップで支援するとしている。

バーチャルショールームの特徴

・臨場感のある360°VRパノラマツアー
・リアルなバーチャル会場(展示会・ショールーム)
・時間場所を選ばずかつ、PC・スマートフォンなどから入場可能
・Web会議にバーチャルツアーを映して商談の効率化
・コンテンツの追加や差替も容易に対応可能

バーチャルショールームの構築・活用例

CG型

3DCGブース

アプリ上に3Dバーチャルの仮想空間を作成


エントランス

アバターによる挨拶、代表者様のご挨拶等も掲載可能


コンテンツ

作成した仮想空間に商品コンテンツを掲載

実写型

360°パノラマ画像ブース

実店舗・会場を実際に撮影しバーチャル空間を作成


エントランス

エントランスに商品コンテンツを複数掲載したケース


コンテンツ

実店舗のようなバーチャル空間に商品コンテンツを掲載したケース

活用例

・大型展示施設(美術館・歴史資料館)
・リアル展示会と併用
・ショールーム
・工場見学
・観光地、名所
・大学キャンパス / 施設紹介
・R&Dの次世代開発製品のPR

商品コンテンツ例

川崎水族館の事例
バーチャル上に掲載可能な商品コンテンツ

・商品の静止画/パノラマ画像/ご紹介動画/ 3D 回転画像/パンフレット
・リンク(SNS YouTube web サイト/アンケート等)
・BGM /アバターによるナレーション
・チャット機能
・企業ロゴ/キャラクター等


バーチャルショールームの導入メリット

コスト削減

実店舗やショールームの管理・維持に関わる費用や家賃・電気代・人件費を削減することができる。

展博開催後もバーチャルで展示が可能

リアル展示会が終了してもバーチャル展示会に来場が可能。バーチャルならではのコンテンツで商品の魅力を多角的に伝えることができる。

24時間365日対応、展博への非来場者や遠距離見込客への広報が可能

顧客はいつでもどこからでもアクセスできるので気軽に参加が可能。また、海外のお客様へのアピールも可能になり、集客の幅
が広がる。海外の顧客向けコンテンツは、CICのソリューションである文書AI自動翻訳で簡単に作成することができる。

マーケティング活用が可能

顧客の閲覧履歴や滞在時間などの行動データを収集しマーケティング戦略に役立てることが可能。

バーチャルショールーム導入の流れ



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ロボスタ編集部

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