清水建設『ステージ足場移動台車』にAGV/AMR向け駆動ユニットを採用 ナブテスコが発表

ナブテスコ株式会社は、清水建設株式会社が『ステージ足場移動台車』にナブテスコが新規開発したAGV/AMR向け駆動ユニット『RVW』シリーズを採用したことを2024年9月12日に発表した。
「AGV」は「Automatic Guided Vehicle」(無人搬送車)の略称。「AMR」は「Autonomous Mobile Robot」(自律走行搬送ロボット)の略称。

従来、建築現場で使用される足場は、作業場所が変わる度に組み立てと解体を行い、手間が掛かる作業だった。最大荷重3トンに対応する『ステージ足場移動台車』は、解体せずに作業フロア内を自在に移動できる台車。人手不足や安全確保の課題が指摘される建設現場での省人化や作業時間の効率化に大きく貢献するとしている。

ステージ足場

ナブテスコが『ステージ足場移動台車』に提供するAGV/AMR向け駆動ユニット『RVWシリーズ』は、高精度・高剛性である精密減速機RVをメカナムホイール内に配置したインホイール構造の製品。

ステージ足場移動台車

メカナムホイールとは、車軸に対して45度傾いた樽型のローラーがホイールの外周に連なって構成される全方向車輪機構。車体の四隅に取り付け、それぞれ独立したモーターで駆動することで、車体の向きを固定したままに、前後・左右・斜めへの移動や、旋回することが可能となる。

コンパクトなユニット構造のため、AGVやAMR本体の内部空間を有効活用でき、クライアントによる取り付けも簡単に行えるという。
また、全方向への移動が可能なメカナム方式の特長を活かして、最短で正確な位置決めを可能にする。

ナブテスコは「今回の採用によって、独創的なモーションコントロール技術を活用したソリューションの提供を拡大し、建設業界における省人化・効率化に貢献してまいります」としている。




「国際物流総合展2024」に出展

「国際物流総合展2024」(9月10日~13日、東京ビッグサイト)にナブテスコの精機カンパニーが出展し、AGV/AMR向け駆動ユニット『RVWシリーズ』の紹介動画を公開している。
そのほか、手押し台車向け「アシストユニット」、「WiBoticワイヤレス給電・充電システム」の展示を中心に、ものづくりの現場や物流業界の自働化に貢献する製品を出展する予定。


「国際物流総合展2024」出展ブース
会期:2024年9月10日 (火) ~ 13日 (金) 10:00 ~ 17:00
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)/ 東1-8ホール
出展ブース:輸配送効率化ゾーン ブースNo. 東2-107
ホームページ:https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/index.html

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ロボスタ編集部

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