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NECフィールディングの保守部品拠点「相模原テクニカルセンター」が倉庫自動化「Skypod」を導入へ　IHIグループが発表

2024年9月25日 By ロボスタ編集部

IHIグループの株式会社IHI物流産業システムは、NECフィールディングが保守部品の拠点として神奈川県相模原市に開設した「相模原テクニカルセンター」に、3次元ピッキングシステム「Skypod」を2025年に導入することを発表した。

NECフィールディングは同社のICTシステムメンテナンス事業に必要な保守部品を一元管理し、全国115か所に配送するためのパーツ拠点として神奈川県川崎市に「川崎テクニカルセンター」を有している。「相模原テクニカルセンター」は災害発生時に川崎テクニカルセンターが機能停止した場合でも、24時間365日継続して全国拠点に供給可能なBCP倉庫として2023年9月に開設されたもの（BCPはBusiness Continuity Plan:事業継続計画の略）。

倉庫自動化ソリューション「Skypod」

「Skypod」は、仏Exotec社が開発した倉庫自動化ソリューションで、ロボットが自動走行し対象品を作業者の元まで搬送する、保管効率と入出庫能力の高さが特徴の3次元ピッキングシステム。
庫内の自動化や省人化を推進し、物流センターにおける出荷能力向上と作業コスト削減、ピッキングミス防止など安定した作業品質を実現する点が評価され、相模原テクニカルセンターに採用された。また、このシステムは遠隔監視により、ロボットの不具合や災害発生時にもすぐに復旧、稼働を継続でき、相模原テクニカルセンターのBCP倉庫としての機能にも寄与する、としている。

IHI物流産業システムは2024年問題や人手不足など、物流現場において急速に変化する環境や課題の解決に貢献するため、「Skypod」をはじめとするさまざまな物流機器のラインナップを持つ。
また、深層学習を活用したパレタイズ／デパレタイズロボットシステムの最新技術、荷物の最適在庫管理やトラック運行管理システムなどの物流情報サービス、従量課金制による自動倉庫のシェアリングサービスなど、物流設備にとどまらず、新たなサービスモデルを構築し、総合的な物流ソリューションの提供に取り組んでいくとしている。

NECフィールディングについて

ICTシステムのコンサルティングから設計、構築、保守、運用に至るICTシステムのライフサイクル全領域をカバーしたワンストップサービスに加え、医療・介護機器、その他各種機器の設置、修理・保守サービスを提供し、お客様システムをトータルにサポートしている。詳細情報は下記のホームページを参照。

NECフィールディング
https://www.fielding.co.jp/

1. ICTシステムのコンサルティング、設計、構築、保守、運用サービス
2. 医療・介護機器、その他の各種機器・装置の設置、保守、修理サービス
3. ICTシステム導入時の関連諸工事に関わる設計、構築、施工、監督、請負
4. 障害時のコール受付から部品配送、保守、修理のアウトソーシングサービス
5. オフィス用品の販売、及びカタログとインターネットによる通信販売