2050年までに日本の有機農業の面積を40倍に!ハタケホットケがスマートアグリ製品の開発・拡大に向けてクラウドファンディング開始

ハタケホットケは、新たなスマートアグリ製品の開発に向けて、個人が約10万円からベンチャー・スタートアップ企業に投資ができる株式投資型クラウドファンディングサービス「イークラウド」を通じて資金調達を開始した。

募集期間は2024年10月7日から10月23日の23時59分まで。

日本の有機農業の面積を2050年までに40倍超を目指す

近年、日本は農家の高齢化や後継者不足、農薬・化学肥料による環境負荷など課題が山積している中、農林水産省は「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに有機農業を全農地の25%まで拡大する目標を掲げている。

EUでも「Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略」を掲げ、2030年までに全農地の25%を有機農業とする持続可能な農業への取り組みが進んでいますが、イタリアやドイツ、スペインなどのヨーロッパ各国が10%を超える一方、日本は約0.6%にとどまっているのが現状だ。



日本は先行する欧州よりも、草地に比べて土壌管理や雑草対策、病害虫対策が特に難しい水田の比率が高く、有機農業を行うには高度な技術が求められており、農林水産省も2050年の目標達成には、2040年までに「次世代有機農業技術」を確立することが必要としている。




ロボットで重労働の削減と有機農業の普及を目指す「ハタケホットケ」



ハタケホットケは、農業の人手不足や農薬使用による環境負荷の解決など持続可能な農業を実現するため、農作業の自動化や有機農法の普及に向けた製品開発を行うスタートアップ。

現役で農業と子育てに携わるメンバー達が、「子どもたちにどんな地球をバトンするのか」という想いから、実体験と近隣農家へのヒアリング、度重なる実験・改良を通じて開発したスマートアグリを通じて、美味しく安心安全な農作物の生産・普及を目指す。

新プロダクト開発と有機農業の普及に向けて、全国から資金調達を開始

ハタケホットケは2021年の創業以来、自動走行型の水田除草ロボット「ミズニゴール」を開発し農家間でのシェアリングを通じて、全国の農家や自治体などに提供してきました。“当事者として取り組む”という開発方針から、自社でも自然栽培米を生産し有機米・自然栽培米の市場拡大に向けた買取・販売事業も推進。これまで特許庁I-OPEN PROJECT採択、東京都TIB PITCH採択の他、Japan Mobility Show2023のStartup Street 選出されるなど幅広い分野で注目を集めている。

国内の農産物総生産量のうち有機米が占める割合は0.12%にとどまる中、有機穀物栽培の労働時間のうち17〜22%程が除草作業が占めるなど、大きな課題となっている。このような中、水田を走り回り田んぼの水を濁らせ、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮ることで除草作業を自動化した小規模農家向け除草ロボット「ミズニゴール」を中心に事業を行い、全国30カ所以上で実証実験を行ってきたが、新プロダクト開発とさらなる有機農業の普及に向けて、全国から資金調達を開始する。



今後、ハタケホットケではミズニゴールの改良を進めるとともに、害獣の侵入を自動で防ぐ「シカニゲール」や田畑の雑草を刈り取る「クサキレール」「クサトレール」などの自動化製品を開発していく計画。

また、将来的には田植えから除草、収穫まで、さまざまな水田作業を1台で自動化する中・大規模農家向けロボット「タンボホットケール」を開発予定。

全国の農家の方々の重労働からの解放を実現することで、味・安全性の追求や食品加工、販路拡大、ブランディングに取り組める環境を作るなど、テクノロジーを通じて農業をより楽しくクリエイティブな産業にするとしている。





募集概要

募集予定期間 2024年10月7日(月)開始 ~ 2024年10月23日(水)終了
目標募集額 (上限募集額:5,000万円)
詳細・募集ページ https://ecrowd.co.jp/projects/41


事業説明会を実施

クラウドファンディング開始に合わせて、ハタケホットケを取り巻く市場やプロダクトについてより知ってもらうことを目的としたオンライン事業説明会を開催する。

説明会参加者からの質問に代表や開発担当が直接回答する予定。技術について詳細や、代表のビジョンや想いを聞いてみたいという方は、参加を検討してはどうだろうか?

日程 2024年10月12日、20日、22日
時間 21時〜22時
申込フォーム https://forms.gle/rdHu9MbQN7kMF2f19


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ロボスタ編集部

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