遠隔接客サービスRURAが顔出し不要の「アバター接客」を強化 NICE CAMERAの高精度なアバター接客オプションを導入

遠隔接客サービス「RURA」を開発・提供するタイムリープは、キッズプレートとアライアンス契約を締結、キッズプレートが提供する「NICE CAMERA」を活用したアバター接客のオプション提供を開始すると発表した。

誰でも簡単にアバターになれる「NICE CAMERA」によって、手軽にアバターによるリモート接客を始められるようになるとしている。

口の動きや表情に合わせて自動でアバターが動く機能を強化

遠隔接客サービスRURAは、2020年6月のサービスリリース以降様々な業界に導入され、店舗の人手不足解決に向き合ってきた。

導入される業界やシーンによって求められる接客は多様であるため、広いニーズに応えるために、RURAではスタッフが顔を出して接客をする「顔出し接客」と、人物イラストやキャラクターのアバターによって接客をする「アバター接客」の両方の機能を備えていたが、これまでのRURAの標準アバターでは口の動きや表情に合わせて自動でアバターが動く機能や、クライアントから持ち込みのキャラクターをアバターとして使用することには対応していなかった。

キッズプレートが提供するNICE CAMERAでは、動きを読み取る専用機器などを使わず、パソコン内蔵のWEBカメラだけで、顔の動きや表情、上半身の動きをリアルタイムで読み取り、アバターに反映させることができ、パソコン一台で誰でも簡単に、アバターで感情表現を伴う接客を実現することが可能となっている。

RURAによる遠隔接客とNICE CAMERAを組み合わせることで、今後より幅広い接客のニーズに対応して、新しい接客体験を生み出していく未来を実現するために、この度の契約の締結に至ったとしている。

「RURA×NICE CAMERA」アバター接客の詳細


RURAを導入する際に、希望する企業にはNICE CAMERAを利用したアバター接客が選択できるオプションプランを用意する。また、RURAの運用開始後にプランを追加することも可能なのため、まずはスタッフの顔を出した接客を試してみた上で、アバター接客利用に切り替えることも可能だ。

店舗にいる利用客のディスプレイには、接客スタッフの表情や上半身の動きをリアルタイムで読み取ったアバターが映し出され、スタッフは顔を映すことなく接客をすることができる。

また、オリジナルのアバターを利用することができるため、企業キャラクターや自社の制服を着用したキャラクターなどで接客をすることも可能となっている。

メリット

接客業における多様な働き方の実現

RURAによって接客業のリモートワークを実現できるだけでなく、アバターを利用することで、髪型や服装などの制限を受けずに接客が可能となるほか、ご自宅での勤務でも背景に気を遣う必要がなくなる。

人間味のあるアバター接客

NICE CAMERAのアバターは、声に合わせて口が動くとともに、WEBカメラから読み取った顔の表情や上半身の動きに連動した動作をする。また、パソコンの操作によって「微笑む」「お辞儀」などの動作も可能なので、対面で接客している時のように非言語コミュニケーションも用いて接客をすることができる。

ブランドイメージの創出

全国どの店舗でも同じアバターによる接客ができるため、統一したブランドイメージを創出することができる。

自社キャラクターを利用したコミュニケーション

自社で運用しているキャラクターを使用したコミュニケーション、VTuber化、店頭イベントでの利用が可能。

RURAとは


RURAはインターネットを通じて店舗の接客を遠隔地から行なうことができるサービス。対応スタッフが画面に表示される対面接客や、アバターを通しての接客などを選択できる。

少人数で多拠点の接客ができる点に大きな特長があり、約30店舗の受付を3名で実施している例もある。

接客の一部を自宅などの遠隔地から行うことで、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能となる。

NICE CAMERAについて


アバターを使ったオンライン接客をはじめ、「NICE CAMERA」は、ZoomやYouTube Live等のリモートツールとの組み合わせにより、VTuber活動はもとより、オンライン授業、ウェビナー、ライブコマース、キャラクターアバターのプロモーションなど、様々な用途に活用できる。

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ロボスタ編集部

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