Jizai 自律的に考えて行動する六脚の国産AIロボット「Mi-Mo」の仕様を正式公開 オプションでV-Sido搭載可能

生成AI・AIロボットの社会実装を進めるJizaiは、自社ロボット「カスタマイズできる汎用AIロボット”Mi-Mo”」の仕様を公開するとともに、サービスサイトを開設した。

「Mi-Mo」とは?

Jizaiが開発する「カスタマイズできる汎用AIロボット”Mi-Mo”」とは、視覚・音声・動作などの入力に基づいて、自律的に考え行動するAIロボット。
オプションでV-Sido搭載できる。今回、公開された動画(この記事の末尾に掲載)では、なでると反応する動きはV-Sidoならではのユニークな挙動。

複数のAIモデルを組み合わせて作られており、ユースケースに合わせたアプリケーションをクライアント自身で開発することも可能となっている。また、今回公開されたサービスサイトでは、最初の提供モデル「Mi-Mo v0」についても見ることが可能となっている。

「Mi-Mo v0」の特徴

洗練されたデザイン


スタイリッシュなインテリアのような、屋内で飾りたくなるデザイン。天板や足の部分には木材を使用しており、思わず触れてみたくなる温かみがある。

ソフトウェアの拡張性


Mi-Moは、画像認識、音声認識、動作制御機能を可能にする複数のAIモデルが連携して動作。AIモデルの構成やユースケースに合わせたアプリケーションをユーザー自身で開発したり、クライアントの意向に沿った形で追加開発して提供したりすることができる。

ハードウェアの拡張性


天板が簡単に取り外せるため、自社製品を載せたり、機能拡張を行うことが容易な構造となっている。また、基本フレームのCADデータを渡すこともできるためユーザー自身の手で拡張が可能となっている。また、その他要望があれば納品時に色変更やロゴの刻印などもオプションとして提供が可能とのことだ。

豊かなインタラクション


生き物らしい多彩な動きが実装されているため、人と自然なインタラクションを行うことができる。

「Mi-Mo v0」の主な仕様



動作例












ロボット制御ソフトウェアV-Sidoを搭載することで、より生物的なモーションの生成やバイラテラル技術による遠隔操縦化なども実装可能となっている。

活用イメージ

利用シーンとしては、移動と対話の機能を必要とするエンタメや小売・飲食業界や医療介護といった業界に加えて、高度なヒューマンインタラクションが求められるイベントや教育の現場なども想定している。













コメント

V-Sido開発者 吉崎航 氏

AIやロボットが身近になってきている今の時代にこそ、”ちかくにいてほしいロボット”のかたちを真剣に考える試みが重要になってきています。強いモータで力強く歩くロボットもよいですが、細い足で柔らかく動くロボットも良いですね。Mi-Moは温かみのあるデザインと高い拡張性、冗長性をもつ複数の脚機構により、今後AI連携でこそ真価を発揮するロボットです。これからも応援していきます。


株式会社Jizai 代表取締役CEO 石川佑樹 氏

今回の提供モデル「Mi-Mo v0」は、現在のAI技術を最大限に用いて”自律的に考え自律的に行動する”ロボットを作ることを目指したモデルになります。デザインとしては、人の生活に馴染むよう考え製作しました。AIやアプリケーションの部分はまだまだ改良の余地があり、人の役に立つロボットにしていけるよう一緒に実証実験や開発をできるパートナー様を募集しておりますので、ご関心の方はお声がけください。


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