ユニックは、同社が開発した脱炭素社会を実現する環境に優しい電動ラジコン草刈りロボット「ユニモワーズ」の草刈り実証実験を、2024年5月~11月に九州大学伊都キャンパス農学部附属農場(九大附属農場)で行うことを発表した。
本実証実験は、傾斜の急な法面など草刈りが困難な場所で草刈りを実施し、ユニモワーズのリモート操作性・草刈り効率の実証や自動化の試行を行うもの。なお、実証実験に先立ち、九大農場および糸島サイエンス・ヴィレッジ(SVI)の拠点である「はじまりの地」で情報交換会・デモンストレーションを開催する。
脱ガソリンエンジン式へ
近年、農業従事者の高齢化や減少が進み、働き方改革などで農作業の機械化による労働負荷の低減が必要になっており、農作業の自動化も望まれるようになってきた。農作業の中でも草刈り作業は危険かつ重労働で、ロボット化が強く望まれる作業である。
刈払機や草刈り機の大半は、パワーがあり長期間使用可能なガソリンエンジン式です。しかし、近年農業機器にも脱炭素化が望まれるようになり、既にアメリカではガソリンエンジン式草刈機の規制が増加しつつある。したがって、現在、効率的に草刈り作業を行える電動式草刈り機の開発が喫緊の課題となっている。
ユニモワーズ概要

電動ラジコン草刈りロボットユニモワーズは、クローラーベルト駆動機構により急傾斜地や走行障害の多い悪路面の草刈りをラジコンで安全に操作できる新しいタイプの電動式草刈り機。
今回の実証実験を通じて得られた知見を取り入れユニモワーズの改良を行い、草刈り作業の自動化・効率化・脱炭素化に適した電動式草刈り機の開発を行うとしている。
主要仕様
| サイズ | 970×800×410 mm(全長×全幅×全高) |
|---|---|
| 重量 | 88kg |
| 刈幅 | 500mm |
| 実用登坂角度 | 45°(横移動)、30°(前後移動) |
| 作業面積 | 約1000㎡ |
| 充電時間 | 7時間 |
デモンストレーション詳細
| 日時 | 2024年5月29日 13:30~15:00 |
|---|---|
| 会場 | 九大附属農場(福岡市西区元岡744) |
| スケジュール | 13:30~14:00 情報交換会アグリバイオ研究施設実習棟講義室 14:00~15:00 デモンストレーションアグリバイオ研究施設近傍法面 |
| 日時 | 2024年5月30日 10:30~12:00 |
|---|---|
| 会場 | SVI はじまりの地(糸島市志摩馬場846-2) |
| スケジュール | 0:30~11:00 情報交換会SVI はじまりの地 建屋 11:00~12:00 デモンストレーションSVI はじまりの地 圃場 |
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