RX Japan合同会社が主催する「NexTech Week 2026【春】」が、2026年4月15日(水)~17日(金)の3日間、東京ビッグサイト(西展示棟)にて開催された。来場者数は33,612名に達し、前回開催比121%と大幅な伸長を記録した。
生成AIやAIエージェント、ブロックチェーン、量子コンピューティング、人材・組織改革、ヒューマノイドロボットまで複数の先端分野を横断して構成した本展は、単なる技術トレンドの紹介にとどまらず、導入後の活用・定着・社会実装を見据えた展示・セミナーを重視した点が特徴だ。現場課題や経営課題を抱える来場者を中心に高い関心を集めた。

10回目の「AI・人工知能EXPO」、AIは社会実装フェーズへ
「AI・人工知能EXPO」は今回で10回目の開催を迎えた。会場では生成AIやAIエージェントをはじめ、実務への組み込みや運用を前提としたソリューションが多数紹介され、「AIを使う」から「AIと変わり続ける」フェーズ、いわゆる「AX」への移行を印象づける展示となった。AIが一部の先進的な取り組みから、より広い産業・業務現場へと浸透している現状を示す場となっている。
初開催「ヒューマノイドロボットEXPO【春】」が大きな注目を集める
今回初開催となった「ヒューマノイドロボットEXPO【春】」では、人と共に働く次世代ロボットの社会実装をテーマに、実機デモンストレーションや導入事例の紹介、専門セミナーを展開した。「研究段階」ではなく「実装フェーズ」に焦点を当てた構成が奏功し、来場者に加え報道関係者からも高い関心を集め、会期中は終日賑わいを見せた。
ヒューマノイドロボットの開発・導入の実態を語るトークステージ「Humanoid Talk Stage」は立ち見が出るほどの盛況ぶりとなった。また、ヒューマノイドロボットが飲み物を直接提供する「Humanoidドリンクステーション」では長蛇の列ができるなど、実装技術を体感できる象徴的な光景も生まれた。
量子コンピューティング分野では、研究機関・企業・団体が参画する展示ゾーン「Quantum Gateway」を展開。最新技術や研究動向、産業応用に向けた取り組みをパネル展示で幅広く紹介し、活発な情報収集や意見交換が行われた。
名称変更・リニューアルで開催した「AI時代の人材・組織改革EXPO」
2022年に立ち上げた「デジタル人材育成支援 EXPO」は、今回「AI時代の人材・組織改革EXPO」へと名称を変更してリニューアル開催された。生成AIの登場により、企業が直面する課題が「デジタルスキルの習得」から「AIと共創できる人材像の確立」へとシフトしていることが背景にある。経営層や人事担当者を中心に盛況な会場となった。
会期中は「AI Table」「NexTech Summit」「Quantum Square」「出展社同士のMeetUP」といった特別企画も連日多くの来場者で賑わい、リアルな会場ならではの交流・対話の場として機能した。
次回「NexTech Week 2026【秋】」は2026年11月11日(水)~13日(金)に幕張メッセで開催される。また、「NexTech Week 2027【春】」の開催も決定しており、先端技術の社会実装を推進する場として今後も進化を続けていく予定だ。
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ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」
産業の現場において「フィジカルAI」や「ヒューマノイド」の社会実装が始まる中、その前提となるデジタルツインやシミュレーション環境の重要性が急速に高まっています。
本セミナー「ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」では、製造業向けに先端技術の橋渡しを行うトロン株式会社の和嶋社長を迎え、フィジカルAIやヒューマノイド時代の自動化の最前線を解説します。
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