ソフトバンクの自律的AIエージェント「AGENTIC STAR」品質と安全性の確保へ MCP連携で「SonarQube」参照 AIエージェントの開発とセキュリティー支援

ソフトバンク「AGENTIC STAR」がコード品質解析「SonarQube」とのMCP連携に対応 AIエージェントでの開発とセキュリティー対策

ソフトバンク株式会社は2026年6月30日、法人向けAIエージェントプラットフォームサービス「AGENTIC STAR」が、Sonar Source SA(以下、Sonar)が提供する自動コード品質・セキュリティー解析プラットフォーム「SonarQube」とのMCP連携に対応したことを発表した。

「AGENTIC STAR」とは?

「AGENTIC STAR」は、業務ゴールを理解して担当者と連携しながらタスクを自律的に進めるAIエージェントをSaaSで提供し、その構築・運用も可能にするプラットフォームだ。

今回のSonarQube連携により、AIエージェントによるソフトウェア開発を行う際に、「SonarQube」を通じて組織で定めたコード品質基準やセキュリティーポリシーに沿った検証を組み込めるようになる。

イレギュラーなコードやセキュリティーリスクの指摘、改善案の提示などにより、エンタープライズ環境においてより安全性を保ちながらスムーズに開発を進められる。

背景:AIを活用したソフトウェア開発の急速な進展

生成AIの普及により、AIを活用したソフトウェア開発は急速に進展している。一方で、業務システムや顧客向けサービスに組み込まれるコードには高い品質とセキュリティーが求められ、企業ごとに培われてきたコーディング規程やレビュー観点、既存システムとの整合性を踏まえた検証が欠かせない。

開発のスピードを高めつつ、コード品質やセキュリティーに関する組織固有の基準を一貫して担保できる仕組みが求められている状況だ。

今回、Sonarが提供する「SonarQube MCPサーバー」を活用して「AGENTIC STAR」と「SonarQube」を連携させることで、「AGENTIC STAR」のソフトウェア開発エージェントが組織で定めたコード品質基準やセキュリティーポリシーを参照すると共に、生成したコードがそれらの基準に沿っているかの検証結果も踏まえて開発できるようになる。

主な3つの特長

1. 組織のルールに沿った開発支援

「SonarQube」が一元管理するコード品質基準やセキュリティーポリシーを参照し、「AGENTIC STAR」のソフトウェア開発エージェントが組織の基準に沿ってコードの生成・改善を進める。組織に蓄積された開発ノウハウを生かした開発が可能になる。

2. コード品質とセキュリティーの継続的な検証

「AGENTIC STAR」のソフトウェア開発エージェントが、「SonarQube」による検証結果を参照し、脆弱性やバグ、保守性の問題に関する指摘を踏まえてコードを改善する。コード品質やセキュリティーを継続的に確保できる仕組みだ。

3. 既存資産との親和性

「SonarQube」は40以上のプログラミング言語・フレームワークに対応し、世界で700万人を超える開発者に利用されている。また、2025年のFortune 100企業の75%に導入されており、既存のコードやシステムを踏まえた検証ができるため、組織の開発環境を維持したまま「AGENTIC STAR」を活用できる。

グローバルイベント「SonarQube World Tour Singapore 2026」でデモを実施

ソフトバンクは、Sonarが主催するグローバルイベントシリーズ「SonarQube World Tour」シンガポール会場で「AGENTIC STAR」を展示し、「SonarQube」とのMCP連携を含めたデモを実施した。AIエージェントが自律的にコードを生成・改善し、その過程で「SonarQube」による静的解析の結果を参照する一連の開発フローを紹介。来場者からAIエージェントによる開発支援への高い関心が寄せられた。

ソフトバンクとSonarは、こうした場での対話を通じて「AGENTIC STAR」と「SonarQube」を組み合わせた開発フローのさらなる活用に向けた検討を進めていくとしている。

今後の展開

今回の「SonarQube」との連携に加え、ソフトバンクは今後もさまざまなサービスやプラットフォームとの連携拡大を予定している。

企業の開発現場に分散する基準や資産を連携させ、より実用的なAIエージェント活用を支援していく方針だ。


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