ロボットバンク株式会社は、追従型搬送ロボット「STARWALK」を日本市場向けに全面アップグレードし、日本製バッテリーを標準搭載した新モデルの提供を開始したと発表した。安全性・品質・長期安定稼働・保守性を強化し、日本企業のニーズに合わせた仕様に進化した。
「歩くだけ」で荷物を運ぶ新しい搬送スタイル
STARWALKは、人の後ろを自然に追従しながら荷物を自動で運搬する追従型搬送ロボットだ。利用者が重い荷物を持つ必要も、台車を押し続ける必要もない。人は歩くだけで、荷物の運搬はSTARWALKが担う。作業スタッフを力仕事から解放することで、生産性の向上と働きやすい職場づくりの両方に貢献する。
日本では製造業、物流業、建設業、医療・介護、ホテルなど幅広い業界で人手不足と高齢化が課題となっている。特に荷物の運搬作業は現場スタッフの身体的負担が大きく、人材不足や作業効率の低下、労働災害のリスクにもつながっているという。STARWALKはこうした課題の解決を目的に開発された。

製造現場から医療・介護、ホテルまで幅広く活躍
STARWALKは人と共に働くことを前提に設計されており、活用の場は多岐にわたる。製造工場では部品や資材の搬送、物流倉庫ではピッキング支援や構内搬送、病院では医療物資や薬品の運搬、介護施設では日用品や食事の搬送、ホテルではリネンや備品の移動などに対応する。展示会や商業施設、空港、大学キャンパスといった人が多く行き交う環境でも、安全に人へ追従しながら搬送を行える。
中核部品のバッテリーを日本製に変更
今回のアップグレードでは、ロボットの中核部品であるバッテリーを日本製へ変更した。バッテリーは稼働時間だけでなく、安全性、耐久性、メンテナンス性、長期運用の安定性を左右する重要なコンポーネントだ。日本製バッテリーの採用により、安全性の向上、品質の安定化、長寿命化、国内保守体制との親和性向上、日本市場に最適化された運用品質を実現した。
ロボットバンクは、世界中から優れたロボット技術を選定し、日本仕様への最適化や品質管理、AI・ソフトウェアの改善、導入支援、保守・アフターサービスまでを一貫して提供する企業だと説明する。単に海外製ロボットを輸入・販売するのではなく、「世界の優れたロボットを、日本品質へ」を掲げ、日本国内での品質管理や技術サポートを強化していく方針だ。
フィジカルAI時代の現場インフラを見据える
同社は、今後のロボット産業に求められるのは「どのロボットを販売するか」ではなく「どれだけ現場で価値を生み続けられるか」だとしている。
AIとロボティクスを融合させ、現場で学び、進化し続けるフィジカルAIの実現を目指すとしており、STARWALKをはじめとする各種ロボットを通じて、日本のものづくりや物流、医療・介護など幅広い現場を支えていく考えだ。
ロボスタオンラインセミナー情報
ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタート。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)、ジュニアなどへ分野を拡大しています。
セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長の岡田教授をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略
ロボット議員連盟会長であり、自民党経済産業部会のロボティクス戦略プロジェクトチーム座長も務める山際大志郎衆議院議員をお招きして、オンライン対談「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略 を開催します。

2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け、「AIロボティクス戦略」を策定しました。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ、官房長官へ手交しています。
ロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が「AIロボティクス戦略」を策定した背景、米国・中国との競争をどう捉えているのか、日本の強みはどこにあるのかについて詳しく聞きます。
また、産業界、スタートアップ、研究機関は今後どのような役割を担うべきなのか。ロボット産業に携わる人が知っておきたい、日本のAIロボティクス戦略の全体像と、社会実装に向けた具体策に迫ります。
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急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。
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