【独占取材】エボルタNEOチャレンジ、最終テストでカメラロボにトラブル?!
前回のエボルタ登頂チャレンジが行われたのは、2008年5月のことでした。グランドキャニオンで「530.4m」の登頂に挑戦し、6時間46分31秒というタイムで見事成功。見ている方々に感動を与え、大きな話題にもなりました。
あれから9年が経過した今回、挑戦するフィールドはノルウェーのフィヨルド、約2倍の「1,000m」という高さに挑みます。前回登頂した「エボルタくん」よりも、さらに耐久性含めパワーアップした「エボルタNEOくん」がチャレンジします。
しかも、今回の挑戦は「全天球カメラを搭載したロボット」もエボルタNEOくんを追う形で同時に登るという史上初の挑戦。前回グランドキャニオン登頂時、100mを超えた辺りでエボルタくんが見えなくなってしまった反省点を活かし、今回は登頂までの一部始終をニコニコ生中継にてインターネット中継します。
エボルタNEOくんを設計・開発したのは、もちろん今回もロボットクリエイターの高橋智隆さんです。
エボルタNEOチャレンジ最終テストの現場へ
そんなフィヨルドでの挑戦を控えた6月27日、「エボルタNEOくん」の最終テストの現場へ行ってきました。
「エボルタNEOくん」の最終テストの場所に選ばれたのは、日本最長の大吊り橋 三島スカイウィーク。
雨という予報の中、奇跡的に天候は回復し、晴れ間が見える場面もありました。
平日にもかかわらず観光客で賑わっており、テスト中も「エボルタNEOくん」への声援が聞こえてきました。乾電池エボルタNEOのパワーアップの結果、小さなロボットは大きな声援に背中を押され、力強く登っていきます。
最終テストは順調…かと思いきや、問題になったのは全天球カメラロボット。
カメラロボットは遠隔で操作するものの、電波環境の悪い中でエボルタNEOくんとの適切な距離感を保つことは至難のわざでした。
さらに、カメラロボット自身もエボルタNEOくんを追いかけるようにロープを上がっていくので、その重量によるモーターへの負荷など課題が残る結果となりました。
結局この日はカメラロボのテストは不調に終わるという結果に。
ピンチからの成功がストーリー
このピンチの中、全員の士気を変えたのが高橋智隆氏のこの一言。
「いつものこと!ピンチからの成功がストーリーだから」
スタッフの顔にも焦りが見えていたその時、みんなの顔が「絶対に成功できる」という期待の表情に変わった一言でした。
エボルタNEOくんの挑戦の結果はいかに!?
小さなロボットと2本の単三電池だけで、前回の2倍の1,000mもの距離に挑む大きな挑戦。ロープが長ければ長いほど、重さでテンションがかかりロープが硬くなるため難易度は更に高くなります。さらに、今回は全天球カメラでの小さなロボットを追跡し生中継するというとんでもない挑戦なのです。
はたして、無謀とも思えるこの挑戦、一体どうなるのでしょうか。その様子は、7月7日ニコニコ生放送にて生中継されます。
詳細は、エボルタNEO通信をチェックしてみてください。
また、本日(7月5日23時59分まで)、以下のリンクより「エボルタNEOくんのチャレンジ予想キャンペーン」が開催されています。みんなで参加してエボルタNEOくんを応援しましょう!
Q,1000mの登頂までにかかる時間はどれくらいでしょうか?
A 「13時間未満」で予想をツイート
B 「13時間以上20時間未満」で予想をツイート
C 「20時間以上」で予想をツイート
D 「達成しない」で予想をツイート
▽ 応募ページ
http://panasonic.jp/battery/challenge/2017/cp2/
日本のロボットが、世界をまたにかけて活躍する姿、みんなで見届けましょう!
私はこう思った
最終実験は不安が残る結果となったエボルタNEOくんですが、このチームなら成功に導いてくれると確信しています。それは、エボルタチームのスタッフの皆さんの、チャレンジを成功させるという熱い情熱を感じたからです。
成功させることに全力を尽くす大人たちの姿、全力で挑戦する小さなロボット「エボルタNEOくん」。
このチャレンジに関わった全ての人達の姿を私は子供達に見せて「こういう大人って素敵でしょ」と伝えたいです。
頑張れ、エボルタNEOくん!
PanasonicエボルタNEOチャレンジ
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流郷 綾乃1娘と1息子、1ロボットの3児の母。スタートアップやベンチャー企業を中心に広報の代行をおこなっています。 また、地域で活躍している方々を対象に「メディア戦略作戦会議」という広報・メディア勉強会も定期的に開催しています。 親として、また、RoBoHoNエバンジェリストとして、子供たちの未来に必ず訪れるであろうロボットと共存する世界を少しでも体験してほしいという想いから、RoBoHoNと共に地域イベントも開催しています。 (あ、注意:SHARPの公認エバンジェリストではありません。)