オンキヨー株式会社は、スペイン・カタルーニャ州バルセロナにて開催される、世界最大級の携帯電話関連展示会MWC(Mobile World Congress)2018(2018年2月26日~3月1日)において、独自のAI「Onkyo AI」を搭載した、新開発のAIスマートオートモーティブを同社ブース及び、トヨタ自動車株式会社のSDLコーナーで参考出展をしている。
■【動画】スマートフォン連携サービス「Smart Device Link」コンセプトムービー
同社は、昨年夏よりトヨタ自動車と米フォード・モーターを中心に設立した、非営利団体スマートデバイスリンク(SDL)コンソーシアムに加盟。
既に、欧米及び日本にてAI対応スマートスピーカーの販売を開始している同社だが、今後もスマートフォンとクルマがつながるためのオープンソースプラットフォームである、SDL対応を進めることで、長年培ってきた音に関する技術とAIの融合による付加価値をクルマの世界において提案するとともに、SDLメンバーと協同してSDLの可能性を広げ、豊かなモビリティライフの実現に貢献していくと述べている。
なお、同製品の販売開始は2019年の予定だ。
AIスマートオートモーティブとは
SIMとバッテリーを搭載しており、車の中やアウトドアでも活躍するスマートオートモーティブ。ノイズの多い車内でも高い音声認識率と聞き取りやすいAIアシスタント音声を実現。小型ながらも豊かな低音とサイズ感以上の音量感を楽しめる。
いつでもどこでも使えるAIスピーカー
SIM、バッテリーを搭載、車だけでなく屋外やアウトドアでも使うことができる。
厳しい環境下での音へのこだわり
スマートスピーカー「G3」で培った、小型でも豊かな低音を実現する音質設計を採用し圧倒的な音量感を実現。また、ノイズが多い車の中でも音声認識率を高め、AIアシスタント音声も聞き取りやすい設計になっている。小型ながらもサイズ感以上の音量感を実現しており、AIアシスタントとしてだけでなく、音楽再生器としても快適に楽しめる。
シーンに合わせた情報を届ける独自AI「Onkyo AI」
Onkyo AIは、様々なAI技術によって構成された独自のAIで、通常のスマートスピーカーでも行われる質問の応答や音楽再生の他、SoundHound社の 対話型音声対応知能「HOUNDIFY」をAIエンジンに活用しており、複数キーワードでの絞り込み検索機能が可能。時間・場所・ユーザー特性を組み合わせ、シーンに合わせてアプリと自動連携してさまざまな情報を提供することもできる。また、アシスタントの音声を好みで選択できる「Onkyo Voice」も搭載。「Onkyo AI」は、今後も機能を追加する予定とのことだ。
東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供するコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声合成技術と同社の音声入出力に関する技術を組み合わせて開発された音声アプリケーション