Amazon公式スキルコンテスト「Alexa Skills Challenge: Multimodal」開催!

Amazonが新しいAlexa公式スキルコンテスト「Amazon Alexa Skills Challenge:Multimodal」を発表した。今回のテーマは、マルチモーダル、つまりボイスファーストのインターフェイスに追加してディスプレイを使ったビジュアル体験を加えることでより魅力的なスキルを構築するというものだ。

具体的には音声ファースト・マルチモーダルなスキルの開発を支援する新デザイン言語「Alexa Presentation Language(APL)」を使って、音声スキルにテキスト、画像、ビデオ、スライドショー、ビデオ、スクロールビューを組み合わせたスキルを作るコンテストだ。

良いマルチモーダルスキルとは、画面の小さいEcho Spotから画面の大きいFire TVまでさまざまなデバイスに合わせて最適化されていること、そしてビジュアルで音声を補完する情報をわかりやすく表示していること、選択肢の中からの確認・選択がやりやすこと、没入感と楽しさがあることなどが挙げられている。

今回のコンテストの賞金総額は150,000ドル(約1,700万円)。参加賞としてEcho Dotなども用意されるほか、10チームのファイナリストに選出された時点で5,000ドル(約57万円)の賞金を受け取ることができる。グランプリには20,000ドル(約227万円)が贈られる。


賞金および賞品

参加賞
 ・新スキルを公開して参加するとAmazon Echo Dot (3rd)とFire TV Stick 4Kバンドル。
 ・既存スキルを更新して参加するとAmazon Echo Dot (3rd)。
 ・米国外からの参加者には相当額のAmazonギフトカード贈呈。

ファイナリスト賞 10名(5,000ドル)

グランプリ(20,000ドル)

コンテンツボーナス賞(各3,000ドル)
 ・マルチモーダルなリビングルーム体験
 ・マルチモーダルなキッチン体験
 ・マルチモーダルな就寝体験
 ・マルチモーダルなモーニングエクスペリエンス
 ・マルチモーダルなキッズスキル体験
 ・マルチモーダルななスキル内購入体験

国際ボーナス賞(各3,000ドル)
 ・ドイツのスキルストア
 ・フランスのスキルストア
 ・インドのスキルストア
 ・イギリスのスキルストア
 ・オーストラリアのスキルストア
 ・メキシコのスキルストア
 ・スペインのスキルストア
 ・イタリアのスキルストア

審査基準は、アイディアの品質、ユーザーエクスペリエンスの品質などが挙げられている。2019年1月22日までにAlexa Presentation Language (APL)を使って開発したスキルを公開し、エントリーする必要がある。2019年3月に受賞者が発表される予定だ。



Source:Amazon Alexa Skills Challenge: Multimodal: Build voice-first experiences that go beyond voice



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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