【WRS 2020】ロボットの技術やアイディアの競技会WRCのエントリー開始 賞金総額は1億円以上を予定

2020年8月下旬に福島、10月上旬に愛知で「WRS 2020」(World Robot Summit)が開催される。主に競技会と展示会で構成されるが、そのうちのロボット競技の大会、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う「World Robot Challenge(WRC)」のエントリーが開始した。締め切りは8月31日まで。競技は「ものづくり」「サービス」「インフラ・災害対応」「ジュニア」の4つのカテゴリーからなる。

プレ大会WRS2018「サービスカテゴリー」の「パートナーロボットチャレンジ」。部屋を片付けるロボット。決勝戦にはロボスタも審査員として参加

今回のエントリーはものづくりカテゴリー、サービスカテゴリー、インフラ・災害対応カテゴリーの3カテゴリーの計6チャレンジが対象となる。ジュニアカテゴリーの競技者募集は、学校の夏季休業期間も考慮して、後日詳細が公表される。各種表彰・賞金等は、各競技の上位入賞チームに対して授与される予定で、賞金の総額は2018年東京大会実績額と同等以上が予定されている。

プレ大会WRS2018、ジュニアカテゴリーの「ホーム」の写真


本大会がついに開催

WRSは経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催しているロボットの国際的な競技会&展示会。世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、企業・団体、自治体による最新のロボット技術を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」で構成されたロボットのオリンピックのようなもの。2017年にWorld Robot Summit実行委員会による「2020年World Robot Summitは何を競うのか?」と題したオープンフォーラムを行い、2018年にはプレ大会が開催。そして来年ついに本大会が行われる。

関連サイト
WRSエントリーページ

経産省がなぜロボットの国際大会を主催するのかは「なぜ経産省が国際的なロボット競技大会「World Robot Summit」(WRS)を開催するのか? 経産省インタビュー」の記事で紹介している。



プレ大会の賞金総額は1億円以上 競技には126チームが参加

昨年のプレ大会には、国外問わず126チーム参加した。WRSには「社会実装」という大きなテーマがあり、社会課題を解決するための実践的なロボット技術を競うことを前提にしている。ここで評価され、実用的だと判断されれば、ビジネスとして実践採用される可能性もある。経産省は社会の課題をタスクという競技で与え、世界中のアイディアと技術が競い、評価された実用的なものはすぐに社会実装され、社会貢献へと繋げる、そんなサイクルを期待しているという。


プレ大会WRS2018より、フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ表彰式の写真

競技は誰でも参加することができる。例えば、大学や研究機関、企業、地方公共団体、有志で集まったチーム、また20歳でなくても19歳以下のジュニアカテゴリーで子どもや学生も参加可能だ。

募集対象競技
■ものづくりカテゴリー
製品組立チャレンジ

■サービスカテゴリー
パートナーロボットチャレンジ(リアルスペース)
フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ

■インフラ・災害対応カテゴリー
プラント災害予防チャレンジ
トンネル事故災害対応・復旧チャレンジ
災害対応標準性能評価チャレンジ

本大会の内、「インフラ・災害対応」が2020年8月下旬(20日〜22日)に福島ロボットテストフィールドで行われ、愛知大会で「ものづくりカテゴリー」と「サービスカテゴリー」の競技が実施される。なおジュニアカテゴリーの競技者募集は後日公表される。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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