NTTドコモは対話型AIサービス「ドコモAIエージェントAPI」のさらなる拡大のため、「ドコモAIエージェントAPI パートナープログラム」を12月2日(月)より法人向けに提供開始することを発表した。(冒頭の画像はyoutube公式動画からキャプチャ 記事内にリンク)
音声で操作やサービスの提供を実現する「ドコモAIエージェントAPI」
2019年4月から提供開始したドコモAIエージェントAPIは「あらゆるモノと対話できる世界を実現」することをコンセプトに、シナリオに沿った一問一答や、ユーザーとの自然な対話が可能となる対話型AIを、さまざまな機器に組み込めるサービス。
下記のイメージ動画では、キッチンで料理をしながら音声でデバイスを操作したり、音声で注文を行ったり、クルマの中で日報を音声で入力するなどの機能が紹介されている。
特別価格で提供し、パートナー企業を支援
パートナープログラムは、ドコモAIエージェントAPIを用いたソリューション商材を提供するパートナー企業に対して、販売・ビジネスの側面から支援を行うもの。パートナー企業は特別価格でドコモAIエージェントAPIを利用できるほか、全国のドコモ法人営業担当がパートナー企業のソリューション商材を販売することにより、全国規模での拡販展開が可能になる。
また、業界動向などの情報共有や意見交換ができる交流会を定期開催するなど、パートナー企業間の連携を促進し、新たな価値創出に繋げる。
ドコモAIエージェントAPIパートナープログラムの申し込み条件には次の3点を挙げている。
・ドコモAIエージェントAPIでメインエージェント(音声)又はメインエージェント(テキスト)を本プログラム提供期間中1つ以上継続して利用すること。
・ドコモAIエージェントAPIで有償サポートを契約し、本プログラム提供期間中継続して利用すること。
・販売計画書兼実績報告書を四半期に1回ドコモに対して提出すること。
なお同プログラム開始時には、これまでドコモAIエージェントAPIを活用したソリューションを提供してきた9社の企業がパートナーとして参画する。
ドコモはこのプログラムの提供を通じて、パートナー企業のビジネス拡大・創出に貢献し、対話型AIを活用するユーザーへ新たな価値と利便性を提供していくとしている。
ドコモAIエージェントAPIのしくみ
「ドコモAIエージェントAPI」は目的別にシナリオを作成することで、シナリオに沿った一問一答や、ユーザーとの自然な対話が可能となる対話型のAIサービス。スマートフォン、ロボット、家電、Webブラウザなど、さまざまなUIを通した対話サービスの提供が可能で、QAリストから対話シナリオを自動生成するツールを活用する事で、FAQ用チャットボットとしての利用も可能。
また、同サービスで作成した対話型オリジナルエージェント(キャラクター)は、音声認識・音声合成機能を有しており、ユーザーと音声での対話が可能になる。エージェントが発する声色は50種類以上から選ぶことができる。
さらに、AIエージェントAPIは、Web UIや「LINE」、ドコモビジネスプラスで提供している「WowTalk」等のチャットサービスに対応しており、合わせて導入することでチャットサービスをスムーズに構築することができる。他にも、さまざまな外部サービスと連携できる機能を活用すれば、サービス拡張が可能になる。
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ドコモAIエージェントAPI」
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。