「ぷよぷよ」のソースコードを使ってプログラミング学習する『ぷよぷよプログラミング』が日本電子出版協会会長賞を受賞
株式会社セガはアクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを使ってプログラミング学習ができる『SEGA CHALLENGE! ぷよぷよプログラミング』が「第17回 日本e-Learning 大賞」において、日本電子出版協会会長賞を受賞したことを発表した。日本電子出版協会会長賞受賞はプログラミング学習にアクションパズルゲーム『ぷよぷよ』を取り入れることにより親しみやすい操作による学習を可能としたことが評価された。
「日本e-Learning 大賞は」一般社団法人e-Learning Initiative Japanが主催する企業・学校・自治体などにおける、eラーニングを活用したコンテンツ・サービス・ソリューションの中からとくに優れたものが選出されるアワード。経済産業省、文部科学省、総務省、厚生労働省の4つの大臣賞が付与されるアワードは教育をテーマとしたものでは他に例がなく、毎年大きな注目を集めている。
ソースコードを書き写す「写経」を通してプログラミングを学習
『ぷよぷよプログラミング』は株式会社アシアルが提供するプログラミング学習環境『Monaca Education』において、HTML5やJavaScriptで記述された『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)を通して、プログラミング学習できる教材。製品版と同じ画像素材を利用して、実際に『ぷよぷよ』のプレイ画面を確認しながらコーディングを行うことができる。初級コースから中級・上級コースまでの難易度を用意し、幅広く学習することができる。コンテンツは無料で利用可能。
同コンテンツはクラウド環境でOSに依存しないため、インターネット環境があれば自宅や教育機関、公共施設が保有する既存PCによる学習や指導が可能。2020年6月の提供開始以来、『ぷよぷよプログラミング』の登録者数は25,000人を突破した。
セガでは『ぷよぷよプログラミング』のコンテンツ自体の提供にとどまらず、ジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトル『ぷよぷよ』のeスポーツ展開による大会の開催など様々なイベントの企画・運営を通じて培ったノウハウを生かしてプログラミング教育の普及、支援活動に取り組んでいる。具体的には2020年6月の提供開始以来、教育委員会や学校、eスポーツ団体や企業の主催によるイベントにおける同コンテンツを活用した特別授業、ワークショップ等の企画・運営を全国各地で多数サポートしている。
『ぷよぷよ』は1991年に家庭用ゲーム機向けタイトルとして発売以来、分かりやすいゲームシステムやゲーム性、可愛らしいキャラクターなどにより人気を博し、四半世紀を超えて愛されてきた。同社は今後も自社ゲームコンテンツとeスポーツ事業で培ったノウハウを活用した社会貢献として、『ぷよぷよプログラミング』を通じた取り組みを進めていく。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。