鈴茂器工の米飯盛り付けロボット「Fuwarica」シェアNo.1を獲得 ボタンを押すだけで定量のご飯を盛付ける
鈴茂器工株式会社は富士経済が発行する市場調査レート「2022年版 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望」の米飯盛り付けロボット市場で、シェアNo.1を獲得したことを発表した。
米飯盛り付けロボット「Fuwarica」(ふわりか)
Fuwaricaは旧称「シャリ弁ロボ」として2003年3月より販売を開始し、米飯ファーストフード・レストラン等の外食業態およびスーパーマーケット・テイクアウト等の中食業態、社員食堂や介護施設などの顧客を中心に幅広く導入されている。ご飯を練らずにやさしくほぐし、ボタンを押すだけで定量のご飯をふんわり自動で衛生的に盛付けることが出来るFuwaricaは、おむすびの製造に対応したオプションの開発や保温・保湿機能の強化など、様々なニーズに応えるラインナップを揃え、進化を遂げている。
同社はシェアNo.1の本製品を通じて、『食の「おいしい」や「温かい」を世界の人々へ』というビジョンのもと、「消費者」や「事業者」へ食を通じた新しい価値の創出を目指し取り組んでいくとしている。
ご飯盛付け市場の展望
ご飯盛付けロボット市場は衛生面や盛り付けのムラの改善、人手不足対応手段として外食、小売店、ホテルなどのバックヤードを中心に導入されてきた。日本国内では各業種ともにオペレーションの効率化を図りたい大手チェーン中心の採用から、緊急事態宣言後の2020年以降は個人事業主の外食店舗へとすそ野が広がり、市場が底上げされた。外食・小売・宿泊業の人手不足は深刻化し、省人化や業務効率化の手段が求められており、さらなる成長が期待されている市場となっている。海外でもご飯食の需要が高まっており、大手外食チェーンの海外出店が回復すれば、日本食レストラン等での需要が見込めるため、海外市場でも右肩上がりでの市場推移が見込まれている。
鈴茂器工について
1981年に世界初の寿司ロボットを開発し、寿司の大衆化を実現したリーディングカンパニー。米飯加工ロボットにおいて国内外で高いシェアを占め、お寿司、おにぎり、丼ものなど、世界中の様々な食のシーンで幅広く利用されている。近年ではご飯盛り付けロボット 「Fuwarica(ふわりか) GST-MRA」が、「第25回外食産業貢献賞(日本食糧新聞社主催)」を受賞するなど、業界でも注目を集めている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。