スマホで注文した弁当をドローンが配送 位置情報もスマホで分かる 浜のうたせから地ノ島海水浴場まで輸送
一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(以下、EDAC 読み:イーダック)は、有田ドローン普及協議会が採択を受けた環境省の『令和3年度 社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術 導入促進事業「過疎地域における無人航空機を活用した物流実用化事業」』に、2022年3月3日・4日リアルタイムで位置情報と映像が確認できるシステム「Hec-Eye」(ヘックアイ)を提供し、「国産ドローン」と連携したことを発表した。
弁当を配送するドローンの位置をスマホでモニタリング
「Hec-Eye」は株式会社リアルグローブがEDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォーム。総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービス。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されている。
実証実験は地ノ島海水浴場の観光客から弁当の注文を受けた想定。浜のうたせから4.6㎞離れた地ノ島海水浴場まで約10分程度で輸送を行った。
輸送時Hec-Eyeを活用し、スマートフォンからの物資(弁当)の配送依頼を行い、配送しているドローンの映像や位置情報等の確認についてモニタリングを行った。Hec-Eyeを使用する事によりリアルタイムで共有・確認ができるため、従来よりも情報精度が上がり、より効率的で迅速な対応につなげられることを確認した。
有田ドローン普及協議会では、今後物資輸送だけではなく災害対応時にAEDを届けるなども想定。また来るべき人口減少社会や有田郡市の過疎対策として、ドローンを活用し地方創生や新たな雇用確保などを目指して活動を行っていく。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。