PUDOのネコ型配膳ロボット「BellaBot」全国チェーンレストラン「しゃぶ葉」ほぼ全店舗で導入完了 2022年末までに合計3000店舗で配備予定

Pudu Roboticsは株式会社すかいらーくレストランツが運営するしゃぶしゃぶ食べ放題のブランド「しゃぶ葉」のほぼ全店舗(276店舗中272店舗)にネコ型配膳ロボット「BellaBot」が導入されたことを発表した。


すかいらーく 2022年末までに合計3000店舗で配膳ロボットを配備予定

「BellaBot」はPuduが考案した業界初ネコをモチーフにした配膳ロボット。自律的な位置・ナビゲーション、3次元障害物回避、マルチマシン連携、マルチテーブル配膳、案内などの機能を搭載。また、豊かな表情・AI音声・センサー付きのライトでユーザーに喜ばれる接客を提供する。


今回の導入は業界初の大手飲食ブランドがほぼ全店舗で配膳ロボットを導入した事例となる。2022年末までに株式会社すかいらーくレストランツの主力ブランドの「ガスト」、中華料理の「バーミヤン」などを含め合計約3000店舗に配備する計画。配膳ロボットの活用でスタッフの負担を軽減して配膳を効率化し、会計や案内など他の業務に人手を割けるようにすることで、顧客満足度向上に貢献する。また、「BellaBot」の豊かな表情・AI音声・ライトによって利用者に喜ばれる接客も提供していく。


しゃぶ葉について

しゃぶ葉はお肉、お野菜、ご飯、麵類、デザートといったこだわりの商品を豊富に用意し、楽しい時間を体感できるようなレストランを目指している。特にお肉の盛り付け・見た目にはにこだわり、店内で一枚一枚丁寧にカットしている。サービス面に関しても、配膳ロボットを導入したことにより、利用者と接する時間を多く作り、大切な人を自分の家に招き、そしておもてなしをするような接客で利用者をお迎えしている。




導入した「しゃぶ葉」の実際の声

以下、リリースより引用

Q:ロボットの使用感想を聞かせてください。
A:ロボット導入後、従業員が料理を運ぶ時間が削減し、その時間を食材の補充や料理コーナーの清掃の時間に費やせるようになり、お客様との会話の時間も増えサービス強化につながりました。狭い所では二台のロボットが自動で回避しあって、進んでくれています。食べ放題の店のため、店内をお客様が歩かれる事が多いですが、お客様がいらっしゃる場合は自動でとまってくれるので人や物にぶつかることはありません。二台で連携することで、一台のロボットが料理提供に向かうと待機していたもう一台はお肉を乗せる場所まで自動で戻ってきてくれます。



Q:ロボット導入して改善した点はありますか?
A:お料理コーナーの充実やクレンリネスなど料理提供以外のサービスができるのもちろんですが、ロボットが私たちの代わりに料理を運んでくれた時間でお客様とコミュニケーションが沢山取れるようになりました。今日の食事の感想や、お客様のニーズなど、今まで聞けなかった事がお客様から聞けるようになり、従業員もお客様の様子沢山見るようになりました。また、お客様からの「今日美味しかった」、「ありがとう」という言葉を沢山いただくようになりました。



Q:顧客のリアクション/感想についてはいかがでしょうか。
A:案内した時にお客様にベラちゃんの説明をしますが、お客様からは凄いとか、可愛いとか、もうこんな時代なんだねというお声をよくいただきます。ロボットはお子様にとても人気がありまして、席にベラちゃんが到着した時には、お子様は頭を撫でたりして、ロボットの可愛さを体感してくれています。そして小さなお子様が猫ロボットに会いたくて、ご来店していただくけるという機会もとても多くなり、「あー、ベラちゃんがいる!」「ベラちゃんだ!」と皆さん入り口でに入って来て、ベラちゃんを見たときに声を出して言ってくださいます。



ベラちゃんには誕生日モードがありまして、しゃぶ葉では事前にお誕生日ということでご予約して頂いたお客様にはベラちゃんが当日「ハッピーバースデイ」の音楽を流しながらケーキを運んでくれています。お客様にも好評を頂いております。


ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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