広島ホームテレビにアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」導入 受付・警備業務の省人化と効率化めざす 大成と不二ビルサービス

総合ビルサービスを提供している大成株式会社は、アバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」(ユーゴー)が、広島ホームテレビの警備に導入されていることを発表した。受付にも就任し、「いらっしゃいませ」と元気に挨拶しているという。

株式会社広島ホームテレビの警備業務を受託している株式会社不二ビルサービスに2022年11月8日(火)より正式導入されている。
デジタル庁発足によりデジタルトランスフォーメーション(DX)の開発導入が加速する中、DXを通じた人手不足解消の期待が高まっている。「ugo」は、立哨・巡回などの施設警備を基本業務とし、今回、警備業界の人手不足および業務効率化を図るため、不二ビルサービスとの共同で同ビルに導入する運びとなった。これにより、警備業務の一部を「ugo」で代行できるようにした。




ugo業務内容


立哨警備・受付

1F入口に立ち、人を検知して「いらっしゃいませ」等の挨拶(発話)を行う。ロボットの機体カメラの画角内に人物を検知した際、自動で受付案内が流れる仕組みとなっている。挨拶と同時に立哨警備の役割も担っている。

大成は今後も機能の向上とアップデートを引き続き行い、警備業務の更なる効率化を図るとともに警備業界の人手不足解決に向けて取り組んでいく考えだ。


アバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」の特徴

アバター警備ロボット「ugo」の特徴は、2本のアームを備えていること。アームを使ってモノをつかむことや、エレベーターの呼び出しや目的階ボタンの押下などができる。そのため、上下階へのエレベータ移動が可能。
搭載したカメラの映像を通して監視や警備業務を行うことができる。声掛けや会話は、防災センター内の警備員が「ugo」を通じて行うことができる。


立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、省人化によるコスト削減や、人と人との接触機会を減少させ感染症などへの感染リスクを低減します。また、警備業界は全般的に人手不足が深刻で、募集しても人が集まらないという悩みを抱えている。この課題に対しての自動化としても期待されている。

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ロボスタ編集部

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