
ラピュタロボティクスは、安田倉庫の東雲営業所に群制御AIの対応した「ラピュタ自動フォークリフト」を試験運用のために納入した。今回の試験運用は本導入を見据えたもので、実際の倉庫現場で自動フォークリフトの動きを確認するため2023年6月上旬から開始されている。
次の自動化ソリューションとして、ラピュタ自動フォークリフトを検討
安田倉庫はDX事業推進室を新設。さまざまな物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進めている。
2022年11月には、本導入した場合と同じサービス品質、条件で実際にAMRを活用して、対象現場でAMRが作業スタッフと最適に連携できているか、また生産性が向上されるかを確認できるAMRの体験本導入プログラムを利用。その後、現場でのロボット体験活用を通じて生産性を確認し、ラピュタPA-AMRの本導入を決定した。
AMRでの体験本導入プラン・本導入を通じて現場で活用できるロボットの機能、倉庫への適合性、生産性向上を確認した結果、次の自動化ソリューションとして、ラピュタ自動フォークリフトの導入を検討。
カスタマーサクセスに力を入れ、物流現場の自動化において確かな実績を構築してきた結果も評価。加えて、自社開発のロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」、それを用いたロボット群制御AIのソフト技術、また、国産のハードウェアを用いた精度の高い製品とサービスにも期待されている。
ラピュタ自動フォークリフト、試験運用の目的
安田倉庫におけるラピュタ自動フォークリフト、試験運用の目的として、
1. AMRのオペレーションノウハウを蓄積した経験を活かし、次なるDX推進に自動フォークリフトを活用したい
2. 実際に自動フォークリフトを本導入した場合と同様の条件で稼働させて、生産性向上や省力化の確認をしたい
という2点を挙げており、今後もラピュタロボティクスと安田倉庫は、ラピュタPA-AMR 、ラピュタ自動フォークリフトを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組むとしている。
今回の取り組みについて、安田倉庫営業企画部 DX事業推進室長 新井康一氏は
安田倉庫株式会社 営業企画部 DX事業推進室長 新井康一 氏
ラピュタ自動フォークリフトは、従来の自動フォークリフトで必要な反射板や磁気誘導が不要であり、LiDERとロボティクスプラットフォーム、そして群制御AIで稼働する業界最先端の自動フォークリフトになり得るものです。当社では厚木営業所にてラピュタPA-AMRを導入しておりますが、省人化・省力化の効果のみならず、rapyuta.ioや群制御AIの技術が卓越かつ信頼に値するものと評しており、本自動フォークリフトも当社が推進する「物流現場DX」に資するソリューションとして大いに期待しております。試験運用では期待生産性はもちろん、労働環境改善といったサステナブルの観点等の評価項目の実証も含め、持続可能な倉庫内作業環境の構築に向け、ラピュタ社と共に取り組んで参ります。
とコメントをしている。
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