生成系AIが開発した脱出ゲームを公開 独自開発の大規模言語モデル「LHTM-2」を応用、オルツがゲーム制作に成功

パーソナルAIの開発および実用化を行うオルツは、同社が開発・提供する大規模言語モデル「LHTM-2」を活用したノーコードBRAIN生成プラットフォーム「altBRAIN(オルツブレイン)」で、AIが生成した脱出ゲームの制作に成功、公開した。

ノーコードBRAIN生成プラットフォーム「altBRAIN」とは?

「altBRAIN」は、織田信長といった偉人や著名人のキャラクターをはじめ、ゲーム攻略BRAINや、内科・小児科などの問診で使用可能な問診BRAINなど、多岐にわたるBRAINの作成をノーコードで容易に行うことができるプラットフォーム\。

現在のα版では、約20種類のBRAINを取り揃え、そのすべてを無料で利用が可能となっている。2023年8月に正式ローンチを予定しており、100体以上のBRAINの提供を目指している。

AI脱出ゲーム『きまぐれな部屋』を公開

オルツがトライアル制作したAI脱出ゲーム『きまぐれな部屋』を「altBRAIN」で公開した。

公開された『きまぐれな部屋』は監禁された女の子「アイ」とチャットでコミュニケーションを取り、状況を確認し、アイに指示を出しながら親密度を高め、監禁された部屋から脱出を目指す。


ゲームはテキストチャットのスタイルで進めていき、主人公アイを無事脱出に導く

『きまぐれな部屋』はLLM(大規模言語モデル)などの最新の生成AI技術が今後、ゲーム開発にどのように応用されるかの試金石になり得る作品であるとしている。

オルツは、このような独自のゲーム生成技術を引き続き研究・開発するとともに、ゲーム制作企業向けに、LLMの技術を応用した対話メッセージ機能によるゲーム制作を請け負うサービスを提供開始することも明らかにした。

『きまぐれな部屋』を公開したノーコードBRAIN生成プラットフォーム「altBRAIN」ではLINEアプリやSlack Botでのゲーム提供もすぐに利用できる環境が既に用意されていることから、制作したゲームの幅広い提供が可能であるとしている。

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ロボスタ編集部

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